2023年07月28日 1782号

【平和と福祉のまちをつくる ZENKOでコンサート出演も 兵庫・西宮市】

 7月16日、平和と福祉のまち西宮をつくる会は「平和と福祉のまち西宮をつくる集い」を開催した。

 会の平和パートは、自衛隊基地強化の進む石垣島を訪れて撮った映像などで報告した。配備されたPAC3ミサイルに抗い続ける85歳の山里節子さんの発言を中心に、「おばあの会」で反対運動を続ける人々が戦争体験をどのように伝えていくのか、分断された島の社会の中で悩みを出しながらもどのように運動を広げているのかが語られた。

 会代表・広田かずやさんは、6月23日ZENKO中央要請で厚生労働省に高齢者の無料コロナ検査を9月以降も続けるよう西宮市に強く指導をと訴え、市に対しては要望書と質問書を提出した活動を報告。また、視覚障害者の住宅問題で市条例条文を元に「合理的配慮」を求め、担当が動き出したことも紹介した。

 参加者から、市政変革への広田さんの活動として、「地域の夏祭りやバザーなどで顔を売る活動≠しなければ」「新しい支持者をどんどんふやさなければ」と意見が出され、やっていこうと確認した。

 ZENKOin横須賀へは、西宮の参加者で一緒にコンサートに出ることを提案。広田さんの三線でみんなが『アリラン』を練習した。

 この日、会の最新の通信が完成。地域にくまなく配布し、9月議会に向け、市への疑問や困っていることなどのアンケートを集める活動が提案された。

(平和と福祉のまち西宮をつくる会・加瀬秀雄)

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