2023年07月28日 1782号

【DSA、韓国、沖縄など世界の民衆が集う/戦争止める7・29〜30ZENKOin横須賀へ】

 7月29〜30日のZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)in横須賀目前の16日、全国実行委員会がオンラインで開かれた。最終実施案の討議とともに、来日し沖県縄知事公室を訪れるDSA(アメリカ民主主義的社会主義者)ジェラルド・ダルボンさんの記者会見告知や、米国でアレクサンドリア・オカシオコルテス下院議員(DSA)がPFAS(有機フッ素化合物)汚染問題を連邦議会で取り上げるとの最新情報に期待が高まる。上映会などプレZENKOや各地域のさまざまな企画も広がり、実行委員会は横須賀への参加を強く訴える。

スピンオフ上映運動は連帯の輪を広げる/東京・練馬区

 7月8日、練馬区で三上智恵監督『沖縄、再び戦場(いくさば)へ』のスピンオフ上映会に取り組んだ。練馬には2つの自衛隊駐屯地がある。首都圏「防衛」を任務とする実働部隊と通信基地である。東部本面総監部(司令部)もある。つまり軍事都市そのものである。「有事」の時には確実に標的になる。

 区議会に対し「軍事3文書」に反対する意見書採択の陳情を行う中で、反基地運動に取り組む様々な個人や団体と知り合った。今こそ、練馬で上映する意義は大きいと思い企画した。

 会場には仲間が月桃の生花を飾り、沖縄戦の話題につながった。上映45分の間、参加者はまんじりともせず画面を見つめる。

 基地の近くで毎週の宣伝行動を長く続けてきた方は「5月には基地の周辺でデモ。今、練馬区と自衛隊が一体の隊員募集イベントをやっている。反対し写真展を開く予定だ」と報告。議会陳情を担った参加者は「陳情しても委員会で意見を表明する制度がない。陳情運動の中で区議会を変えていく」と決意を述べた。すでに上映会を取り組んだ方は「これからも続ける」と上映の継続を表明。

 また、「沖縄ではシニアと若者の連帯が作られている」「世界・沖縄・地域共闘などの闘いの交流の場であるZENKOに是非参加を」など、口々に実践と決意を述べる場となった。

 上映運動を通じて、南西諸島の闘いに学び連帯の輪を広げていけると強く確信できた。

(東京・練馬区 田中克治)

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