2023年08月04日 1783号

【カジノを止める市民の意思示し 団体協議と回答迫る/7・20大阪ワンデイアクション】

 7月20日、平和と民主主義をともにつくる会・大阪は、朝から真夏の太陽が照りつける中、大阪府・市に対してカジノ、基地強靭化計画、教育無償化、コロナ問題などで要請するワンデイアクションに取り組んだ。

 市役所では「マイナ保険証問題」「コロナ対策」「介護保険料下げろ」「市長は『コロナ在宅勤務不払い裁判』控訴理由を市民に説明せよ」など各担当部局へ要請、文書回答を求めた。

 16時からの知事、市長、IR推進局長へのカジノ要請は「夢洲(ゆめしま)カジノを止める大阪府民の会」と共催。府民約20人が詰めかける。山川よしやす府民の会事務局長は「『認定』に付された7つの条件を実施しないままの協定締結を行わない」と求める要請書を示し、文書回答と8月末団体協議の確約を迫る。推進局に1週間以内の回答と協議のめどを連絡すると答えさせた。

 参加した府民も「北摂地域は市民説明会の場もコロナ禍を理由に中止されたまま。双方向の議論の場を持ってほしい」「此花(このはな)区に住んでいるが、夢洲は地盤沈下や汚染物質など問題が山積み」「要請書が知事や市長宛てなのに推進局長のみの回答はおかしい。そう決めているのは首長の判断か?」と次々に追及。

 6月23日国土交通省交渉に続き、地元大阪府・市推進局をカジノの矛盾で追及し、府民の「カジノを止める!」強い意思と行動力を示した要請行動だった。初めて行動に参加した府民は「行政に敵対心で対応しがちだが、山川さんは、維新首長に対して府民と職員は仲間≠ニのスタンスで臨んでいて学ばされた。府民の声を届けることでカジノ計画を破綻させる展望を感じた」と感想を述べた。



7・19総がかり国会前行動

 通常国会閉会後初の総がかり国会前行動には1000人が結集。「今も10人に3人がマイナンバーカードを持たず、抵抗している。この仕組みは潰すことができる。現行の保険証を残させる運動を立場を超えて広げよう」(共通番号いらないネット・宮崎俊郎さん)と呼びかけた。(7月19日 衆院第2議員会館前)

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