2023年09月01日 1786号

【議会を変える/4期目スタートで新たな旋風を/議会活性化委員長にも選出/京都府向日市議 杉谷伸夫】

 7月30日投開票の向日(むこう)市議会議員選挙で、私は1153票の支持を得て4位当選しました。維新の会の進出、同じ完全無所属の新人女性議員の大量得票という中で、ほぼ前回並みの得票を得たことは、12年間の地道な活動が市民の皆さんの信頼を得た結果であり、自信を持って4期目の議員活動をスタートしました。MDSの仲間をはじめ、選挙応援に駆けつけてくださった多くの支援者の皆さん、市民派議員の仲間の皆さんに心よりお礼申し上げます。

 私は、ダントツで当選した無所属新人の林リエ議員と2人で「明日の向日」という会派を結成しました。「市民が主役のまち」をつくる、「市民のために働く議会」に変えることが、選挙戦で訴えてきた最大の主張です。林議員とは、政治的に全く同じスタンスではありませんが、「市民と共に歩む議会改革」を進めることを目的とし、連携協力するための会派です。向日市議会の中に新しい旋風を起こしたいと思います。

 選挙の結果、最大勢力だった共産(6→4)、自民系(5→3)の議席減の一方で、維新系(1→4、うち1人は無所属)の躍進で、議会の勢力関係が大きく変化。共産VS反共産に加えて、自公VS維新の対抗関係が生まれました。

 議長など議会役員を選出する8月18日の臨時議会は、それを象徴するものとなりました。議長選挙は得票同数のため、抽選による選出。向日市議会始まって以来の出来事でした。その中で私たちの会派「明日の向日」が、議会の議決を左右するような位置に置かれることとなりました。臨時議会で、私は議会活性化特別委員会委員長となりました。他の委員会は委員長職の奪い合いになるのに、私以外に誰も希望しなかったのです。この特別委員会は、全議員参加となり、取り組む課題が多岐にわたるため、皆さん尻込みされたようです。しかし私にとっては、議会改革のリーダーシップを発揮できるので、やりがいがあります。

 さて、議員活動4期目の最初の定例議会は8月28日から。一般質問では、公約で訴えてきた「市民の知る権利」と、「子ども・子育て支援施策」の中の高校卒業までの医療費無償化などについて取り上げる予定です。また、選挙戦の中で、多くの市民との新たなつながりができました。特に若い人たちとともに地域での取り組みを作っていきたいと思っています。乞うご期待!
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