2023年09月08日 1787号

【10・8大阪府民公聴会へ 夢洲カジノは撤回だ】

 8月24日、大阪市内で「夢洲(ゆめしま)カジノを止める会 全体会議」が開かれた。

 会事務局長の山川よしやすさんが、特徴的な情勢として「学者・医師・法曹関係者から『カジノ資本の目的は、オンラインカジノ解禁で日本を市場化すること』との指摘が出始めていること」などを報告。ギャンブル依存症問題は、現代の「アヘン支配」であり、夢洲カジノを止める運動は大阪のローカルな問題ではなく日本全体の問題だ。

 着工時期など具体的な計画を定めた実施協定案の策定も府民の運動で遅れに遅れているが、今秋にも狙われる中、8月17日には大阪府市のIR推進局が説明会を開いた。

 だが、それはカジノ「認定」の7条件の説明もなく、双方向の対話の場でもなかった。そのため、次回の説明会(日程未定)に向け、説明会の開催要項や内容についての要請を大阪府市に行い、マスコミにも公表していくことを確認した。

 国への「カジノ計画認定取り消し」を求める署名、大阪府市あて「計画撤回」署名の9月提出を控え、参加者からは「小型拡声器や街宣用音源を貸し出すので、申し出てください」「署名提出後も、街頭で市民に情勢を伝えるツールが必要。カジノ撤回FAXなどを検討してほしい」など、積極的な意見が続く。

 今後、横浜カジノ阻止を描いた『ハマのドン』自主上映会(9/30)、「夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会」(10/8)、「御堂筋パレード」(10/9)などの取り組みを強め、夢洲カジノを止める闘いは山場を迎える。

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