2023年09月08日 1787号

【横浜ノースドック新部隊配備反対署名へ 9・10市民パレードも】

 8月5日、米軍基地横浜ノースドックの学習会を開催した。同基地への新部隊配備反対の県民署名を会員が自分の言葉で話していけるよう「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」が企画したものだ。講師は、米軍基地を監視する市民団体リムピースの星野潔さん。6〜7月に取り組んだ写真展や上映会の来場者にも積極的に呼びかけ、参加していただけた。星野さんは、自ら撮影した写真等を使って新部隊配備の問題や同基地の利用実態を事実をもって語られた。

 新部隊の任務は戦時の沖縄海兵隊物資や人員の運搬であり、配備をやめさせることが直接沖縄の平和に寄与する。横浜ノースドックの役割が近年、実戦に向けて変化し、危険な利用が常態化している。軍民分離原則に反して横浜港全体の軍事利用が進んでいる―など、いずれも署名呼びかけに有効な指摘がなされた。

 参加者も「こんなに多くの米軍艦船が入港しているなんて知らなかった」「シーバス(横浜港の観光船)の近くを堂々と往来する揚陸艦、輸送艦に驚いた」「海兵隊部隊がノースドックに上陸している。沖縄に直結していることが分かった」と語っている。

 今回の署名は、これまで一緒に活動することのなかった平和運動センターと憲法共同センター傘下の団体・個人が、協同で取り組むことを決めた。

 私たちはより大きく多くの市民に広げていくため、配備反対のパレードを提案。8月9日、ともにつくる会も参加する実行委員会がスタートした。そして、9月10日、桜木町駅前から対岸のノースドックの見える臨港パークまで行うことが決まった。2年前、カジノ横浜誘致を止めた時のように大きな市民の米軍配備反対の世論を作ってきたい。

(ともにつくる会・かながわ 金森裕之)

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