2023年10月06日 1791号

【カジノ公聴会に国・府市は出席しろ 大阪府庁舎前抗議アクション】

 9月20日、「夢洲カジノを止める大阪府民の会」事務局長の山川よしやすさんは、「夢洲IR・カジノ府民公聴会(10/8)」への国土交通省の参加要請のため同省に直談判に赴いた。

 公聴会への「国交省と府市の出席を求める」ことに、国会議員や弁護士・学者、府議、市町村議ら総勢137人(府内の88%にあたる市町村から地方議員89人)がわずか2週間余で賛同。要請に、府市では(賛同の多さに)担当がぎょぎょ≠ニなり、国交省は電話応対で「賛同議員さんたちも直接要請に来られるのですか」とおののく。

 9月21日には、府民の会が呼びかけ、府議会開会日府庁舎前抗議アクションに取り組んだ。70人ほどの府民が集まり、吉村府知事、府議、府職員に向け、昼12時から1時間アピールした。

 副首都推進本部会議(9/5)で決めた「実施協定案」は、IR事業者が2026年9月まで違約金なしに契約解除できる項目を新たに加え、解除の条件も「カジノ管理委員会規則が厳しくなる/税金が業者の不利になる」など事業者がいつでも撤退できるでたらめな内容だ。

 西淀川の会が「副首都推進本部会議に集まった首長さんら面々のなんと暗い顔。ボロが噴出し、事業者に逃げられたらオジャン。維新のメンツのみで無理な計画を進めるから顔つきも暗くなるんですね」と発言すると、皆も「その通り!」。「137人もの賛同自体がものすごい大きなこと」「『命輝く』と言いつつ、そこで工事する働く人びとの命を削る万博ともども中止を」。各地域会の多彩な取り組みも報告された。

 「暗い顔つきの彼らに対し、私たちは明るく展望をもって頑張りましょう」と山川事務局長のリードでコール。「夢洲カジノは撤回! 夢洲カジノは認めない〜!」と皆で府議会に向け怒りの声をぶつけた。

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