2023年10月13日 1792号

【各地でMDS集会/デニー知事への激励ファクス送る/グローバル週間に反戦パレード/岡山からの参加に感激】

 前号に続いて9月24、30日、軍拡と生活破壊の岸田政権打倒に向け開かれた各地のMDS集会を紹介する。

デニー知事への激励ファクス送る/地域と結んで沖縄連帯へ/堺

 9月30日、MDS集会@堺を開催。その夜、玉城デニー沖縄県知事を激励するファクスを6枚送りました。

 集会参加者が書いた言葉に「軟弱地盤が見つかり、それに対処する知事の判断は当たり前です。最高裁判決はいったい何を根拠にしているのですか!!」とありました。国からの大変な圧力にも屈せず、9月国連人権理事会で辺野古移設反対を訴えた知事を激励しましょうと訴えました。

 地域の取り組みでは、大阪狭山市議の小芝ひでとしさんから、9月議会で(1)すべての小中学校へのエレベーターの設置(2)健康保険証廃止の見直しの国への要請を/マイナンバーカードの自主返納についての丁寧な窓口対応を(3)18歳・22歳の自衛官募集協力に関して個人情報提供の除外申請の周知徹底を―などの個人質問を行った報告を受けました。

 また、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」設立・キックオフ集会参加者の報告もあり、11月23日県民大集会を成功させようというエネルギーの伝わる集会となりました。

 グループ討議では、自衛隊の勧誘は中学生にダイレクトに郵送されている。情報提供の免除申請はみんなに周知すべき。地域の学校でビラまきなどが必要なのでは…などの意見が出され、地域で具体化できればと考えています。

(MDS阪南 五十子〈いかご〉幸光)

グローバル週間に反戦パレード/若い世代に伝え社会変える/西宮

 9月24日MDS阪神集会を兵庫県西宮市で開催した。

 基調講演に続き、ウクライナ戦争停戦グローバル行動週間で街頭展示パネルを作成する抱負が語られた。シニアーズ≠ニ自ら名乗り、若い世代に伝えたい強い意志が伝わる。10月8日には、反戦パレードを久しぶりに西宮市で実施することになり、みんなが参加しやすい、一人でも多くの人に訴えかけられる行動となるよう工夫している。

 その後、3グループに分かれて、戦争を止め社会を変えようと討議が行われた。

 1つ目のグループでは、ウクライナ戦争が焦点となり、対話でしか止められないという議論に。90才の戦争体験者は「戦争は終わってみれば財閥の儲けのため資源確保のためであった。今の日本は昔のようだ」と語った。戦争も、汚染水投棄も気候変動も根っこはつながっている。資本主義そのものを変えなければならない≠ェMDSの主張だ。

 他のグループでは、「関東大震災100年で朝鮮人虐殺がマスコミでも取り上げられたが、一方で、戦前と同じような状況も感じられる」と危機感を表す発言も。また、福祉労働者で正規雇用とパートが分断されているという報告もあった。

 MDSとともに社会の仕組みを学び運動していこうとまとめられた。

(MDS阪神 加瀬秀雄)


社会変革へ展望訴える/岡山からの参加に感激/寝屋川

 9月24日、大阪府寝屋川市でMDS集会を開催、私は基調講演を担当した。

 運転見合わせ、遅延を知らせるJRの電子掲示板は、今日も、電車とお客様との接触や線路に人が立ち入ったためと告げる。軍事費2倍化、物価高で苦しい生活を余儀なくされ生きることに疲れた人々がどれほど多いことか…。来月からインボイスが始まることでどれだけ多くの人々が 人生の崖っぷちに立たされることか…。私はそう切り出し、そんな岸田政権を絶対に許すことはできない! 私たちには、民主主義的社会主義という新しい世の中に変革していく展望がある―と熱く訴えた。

 講演後、3つに分かれてグループ討議。政財界の癒着、むき出しの資本主義、カジノ、汚染水、非正規雇用等に対し、人と人がつながり声を上げよう、若い世代にも関心を持ってもらえるようデモや写真展、上映会等の運動を作っていこうと活発な意見交換ができた。

 トピックは岡山県から参加者があったこと。ネットで週刊MDSに出会い定期購読中。集会案内の挟み込みチラシを見て、高速バスで駆けつけてくださったとのこと。毎週当たり前にしている発送作業からの出会いに感動を覚え、SNSの可能性を再認識し運動に対する元気をもらった。

(MDS河内 中村眞記子)

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