2023年10月13日 1792号

【大盛況『ハマのドン』上映会/横浜同様 主権在民でカジノを止める】

 9月30日大阪市で『ハマのドン』自主上映会が開かれ、3回の上映後は毎回拍手の広がる大盛況となった。

 主催した大阪シナリオ学校の浜田紀男さんが「横浜市民が力を合わせてカジノ誘致に反対し市長選に勝利するところまでを描いた映画。主権在民”が再発見でき、夢洲(ゆめしま)カジノを止める運動を励ます作品です」とあいさつし、スタート。

 トークイベントでは、夢洲カジノ住民訴訟の原告らが報告した。「訴訟の最大の争点は、大阪市が土地対策のために底なしの財政負担をする違法性。市は地方自治法、財政法に違反しています」(山田明さん、夢洲IR差止住民訴訟原告)「問うているのは、宝くじ当選確率より低い、3社の鑑定金額が全く同じ談合疑惑。勝訴すればカジノ用地の賃料価格は見直し、整備計画、実施協定の申請もやり直さざる得なくなります」(中山直和さん、カジノ格安賃料差止訴訟を支える会)

10・8府民公聴会へ

 上映会を協賛した夢洲カジノを止める大阪府民の会・山川よしやすさんが呼びかける。「9月28日に実施協定と事業用定期借地権設定契約が締結されましたが、事業者が3年後まで解除権を持つという、国も大阪府市も追い詰められた内容です。10月8日『夢洲IR・カジノ大阪府民公聴会』で、国や府市との双方向の対話を求めています。“カジノの是非は府民が決める”の思いを映画と同じように必ず実現して、夢洲カジノを止めましょう」

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