2023年10月20日 1793号

【市民も議会も無視の市駅前再開発NO! 200人でヒューマンチェーン行動 大阪・枚方市】

 10月4日、秋晴れのもと、枚方(ひらかた)市役所を200人の市民のヒューマンチェーン行動で取り囲みました。

 維新伏見隆市長は、老朽化した市役所を駅から遠くに移転し、跡地の駅前の一等地を民間に売却、大企業優先の枚方市駅前再開発事業を進めています。昨年9月、市役所移転条例案は市議会で否決されたにもかかわらず、今期市議会にまた出してくると予想されています。「市民への説明会を!」の声でやっと開かれた9回の説明会では、多くの市民の質問や意見に対して、市長は「一人ひとりの意見は聞けない」とのひどい対応でした。

 「平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会」は、他のグループとともに市民ネットワークをつくり講演会を開催。「市民にアピールして、市長に対してインパクトのあることをやろう!」とヒューマンチェーンを呼びかけました。

 当日は、思い思いのメッセージを書いたバナーやパネル・風船の飾り付け、そして合唱団の歌など華やかムードで始まり、子どもづれや飛び入りの参加もありました。続々と集まった人たちで市役所を囲み、ヒューマンチェーンが完成!

 一言アピールでは、「市長は、移転先は遠くないと言うけど、歳をとったら500bは本当にしんどいよー!」「高齢者バスの補助や、少人数学級に力を入れてほしい!」「市民みんなに広め声を集めて言い続ける、諦めないことが大事。沖縄の基地はいらないと頑張る人たちから学んだ。頑張りましょう!」と一人ひとり力強いメッセージが続きます。

 参加したメンバーは「みんなで集まり、市長・市役所に声をあげることができ、楽しい行動で、元気が出た!」との感想でした。

 移転条例案再提出は、まだまだ予断を許さない状況ですが、市民無視・議会無視の市駅前再開発NO!の取り組みを続けていきます。

(大阪・平和で豊かな枚方を市民みんなでつくる会 戸川悦子)





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