2023年10月27日 1794号

【各地でMDS集会 明るいミライ≠つくるために 当事者が立ち上がり社会変える 東京・南部/「ガザ攻撃するな」 ファクス行動呼びかける 東京・三多摩】

明るいミライ≠つくるために 当事者が立ち上がり社会変える 東京・南部

 10月9日MDS東京・南部集会は、「みんなで考えよう私たちのミライ」と題して活発な議論を交わした。

 ファシリテーターは「明るいミライ≠フために民主主義的社会主義を目指す。それはどのような社会か」と議論を促す。「運動によって切り開いていくこと、変えていけるという実感が希望になる社会」「当事者が怒り、立ち上がることが社会を変えていく」と提起。

 不登校の子どもの支援活動を行う参加者は「不登校の子たちは健康診断が受けられない。これはおかしい≠ニいう声が保護者たちに広がっている」。大田区の新空港線(蒲蒲〈かまかま〉線)計画の見直しを求める運動に参加し「勇気づけられた」という声も紹介された。市民運動は重層的に広がっている現状はある。

 そして明るいミライ≠、若者とどう築くのか。再エネ100%や入管法改悪反対の運動での若者の熱気を受けて、環境、人権を重視する社会を目指す。首都圏なかまユニオンの伴委員長は「若者との運動の共通項は現在のシステムを変えよう≠セ」と述べ、29日に開催する「命(ぬち)どぅ宝 団結まつり」でそのような場をつくっていく。


「ガザ攻撃するな」 ファクス行動呼びかける 東京・三多摩

 14日、東京・日野市で開かれたMDS三多摩集会では、基調報告をめぐり、インボイス制度の導入によって1兆円弱の税金を搾り取られること、とりわけ農業従事者の負担が大きいことに驚きの声があった。

 取り組みの交流では、9月21日「今こそ停戦をシンポジウム」羽場久美子青山学院大学名誉教授の報告を冒頭で視聴。この報告に期待していた参加者から「すばらしい」という声も。

 パレスチナ・ガザ地区へのイスラエルの報復攻撃に話題が広がり、MDS通信でこの問題への理解を深めるとともに、イスラエル大使館へのFAX行動が呼びかけられた。

 230人が参加した9月9日三上智恵監督講演会のアンケートが紹介された。「良かった」というだけでなく、「どう取り組んだらよいのか」「何をしたらよいのか」と主体的にとらえた感想が多く、その延長で11月23日沖縄県民大集会現地行動が提起された。

 地域の課題―元副市長による補助金詐欺と日野市の責任を問う裁判やゴミ焼却場裁判など―の報告に続き、最後にMDSに入ろうと呼びかけ。「MDSの話をもう少し聞いてもよい」という声も寄せられた。
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