2023年12月01日 1799号

【子どもを殺すな!虐殺やめろ!/「パレスチナに平和を!緊急行動」1500人が新宿デモ】

 「パレスチナに平和を!緊急行動」は11月19日、新宿アルタ前集会・デモを呼びかけ、1500人が参加した。「FREE PALESTINE=パレスチナを解放せよ」「CEASEFIRE NOW!=今すぐ停戦」「END GENOCIDE=大量虐殺を終わらせろ」のパレスチナ旗が訴える。「子どもを殺すな」「虐殺やめろ」のコールが響き渡った。

 デモ出発前の集会では、「ガザで病院が攻撃され、保育器にいた赤ちゃん全員が亡くなった。これは戦争ではない。ジェノサイドだ」(福島みずほ参院議員)。ガザ出身のハニンさんがアピールし、「私が生まれた病院も空爆されている。あと何人殺されれば世界は変わるのでしょう」と泣き崩れ、友人に支えられる姿があった。

ユダヤ人も「今すぐ停戦」 ジェノサイドやめろ!ユースアクション

 17日、総がかり行動実行委員会青年プロジェクトチーム主催のイスラエル大使館前「Stop! Genocide Youth Action」には900人が結集した。

 米国とイスラエル、二つの国籍を持つユダヤ人レベッカさんが「曾祖父母はアウシュヴィッツで死んだ。家族は入植地に住み、シオニズムの考えが強い。でも私は、この行動に参加する。沖縄の基地の問題とパレスチナの問題は同じ。占領は悪いことばかり。パレスチナ人は75年間、闘っている。パレスチナの土地はパレスチナ人のもの。ユダヤ人として、ホロコースト生存者の子孫として、私はきょう、暴力と憎しみ、イスラム嫌悪、反ユダヤ主義に反対して立ち上がっているみなさんと共にあることを誇りに思う」と話し、「Ceasefire Now!=今すぐ停戦!」とコールした。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS