2023年12月08日 1800号

【11・23県民平和大集会に全国から連帯】

沖縄も日本も戦場にさせるな! 国会前2000人

 国会正門前では23日、沖縄の「県民平和大集会」に連帯する集会(国会包囲実行委員会主催)が行われ、「南西諸島の要塞化を許さない」「沖縄と連帯して闘うぞ」と結束をアピール。

 集会には、奄美大島から城村典文さん、宮古島から清水早子さん、石垣島から上原正光さんが駆けつけた。夜は文京区民センターに移動し、島々の戦争準備≠フ詳細を報告。三人は「自分のことのように、反戦のために闘ってほしい」と繰り返し訴えた。また、種子島、与那国島からのメッセージが代読された。

 陸上自衛隊のヘリコプター墜落事故が4月に起きた宮古島。清水さんは「自衛隊から『遺族が来る。基地反対ののぼりなどをその日だけ撤去してほしい』とお願いされたが、反対されている現実を家族にも見てもらおう、と断った」と話し、「一つひとつ抗議して、戦争を止めよう」と述べた。


沖縄もハマの港も戦場にさせない/横浜市民アクション

 横浜・桜木町駅前広場では「沖縄も、ハマの港も戦場にさせない!ガザに即時停戦を!横浜市民アクション」が行われ、100人が参加した。

 アクション実行委員を務める「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」の青島まさはるさんは「1万3千人を超すガザの人びとが虐殺されている。世界中が見ているのに、なぜ止めないのか。この現実を前に何もしない政治家、世界の指導者って何なんだ」と怒りをぶつける。

 パレードでは「ノースドックに軍艦いらない」「世界をつなぐ平和の港だ」とコール。沿道の市民に温かく迎えられた。解散点の新港パークから対岸のノースドックをのぞみ、基地撤去への決意を新たにした。


地域に根差した沖縄連帯 埼玉県越谷市

 埼玉県越谷市では、越谷駅前で集会を開き市役所方面まで約100人がデモ行進した。6つの政党などもあいさつし、オール埼玉総行動や九条の会、越谷市職など、沖縄連帯の一点で地域共闘が実現した。

 宮古島出身者の三線や佐藤周平ひとりバンドが披露され、子どもたちは平和の思いをメッセージ用紙に貼り付け、親子参加もあって、にぎやかな行動となった。

 集会では「Jアラートで(沖縄が)ミサイル攻撃されたかのような脅威を国民に植え付ける危ない状況になってきた」(主催者)と沖縄連帯の意義を訴え。デモの横断幕では争うより愛したい≠ニ市民にアピール。「沖縄基地撤去」「ガザの虐殺やめろ、占領やめろ」と抗議の声を上げた。


大阪集会に400人 デモではガザも訴え

 「県民大会同時集会inおおさか」は大阪市内で開催。

 集会は「月桃の花」歌舞団の勇壮な太鼓から始まる。連帯アピールの合間に、沖縄の大集会と電話でつなぐ。石垣島からの参加者が「年配の方と若いメンバー、タッグ組んで軍事化とめようと熱気にあふれている」。弾んだ声の実況に400人の参加者も喜びに包まれた。

 市民団体から、ジュゴン保護キャンペーンセンターが「ホープスポットに指定された辺野古の海を守ろう」と訴え、辺野古大阪行動は「19年間積み重ねてきた毎週の行動も今度の土曜で1千回目」。多彩な連帯活動が伝わる。Swing MASAさんの「Don't Kill」でガザに想いを馳せ声を合わせた。

 デモで「沖縄の軍事基地化反対」「ガザ虐殺やめろ」などコールを響かせた。


西宮市内で連帯の声上げる 団地の中を平和行進

 ZENKO兵庫と「平和と福祉のまち西宮をつくる会」は、沖縄県民平和大集会連帯、ガザ虐殺を止めろのメッセージを集める宣伝行動と平和行進をしました。

 阪急西宮北口駅他で「今の戦争状態を即やめてください」「何が理由であろうと子ども、病院への攻撃は許せません。世界平和!!」「STOP WAR! ALL WE NEED IS LOVE!」(在日外国人女性)など21人の声を集め、つくる会通信の読者も何人か行動に参加しました。

 平和行進は、駅と駅の間が団地で人通りはまばらでしたが、音を鳴らし十分目立ちました。「国会前でやってるやつやろ、なんでここで?」と話している高校生も。いい経験になったのではと思いました。

(ZENKO兵庫・加瀬秀雄)

「台湾有事」NO!/沖縄を再び戦場にさせない 2023ZENKOスピーキングツアー

◆12月2日(土)大阪(河内長野市)/3日(日)東京/4日(月)京都/5日(火)神奈川/6日(水)兵庫/7日(木)広島/8日(金)滋賀/9日(土)北海道/10日(日)大阪(大阪市)

●全国共通1日参加券(前売)500円 ●全日参加券 2,500円 主催;ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)
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