2023年12月15日 1801号

【沖縄を戦場にさせない ガザ虐殺やめろ ただちに停戦だ ZENKOスピーキングツアー スタート】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)主催「台湾有事」NO!沖縄を再び戦場にさせない2023スピーキングツアー=i12/2〜12/10、9会場)がスタートした。琉球弧(南西諸島)現地からの報告を受け、沖縄―全国軍事化を許さない闘いとともに「ガザ虐殺やめろ」と発信する取り組みとなった。(3面に関連記事)

地域から沖縄と連帯 オスプレイ飛行禁止へ直ちに行動 東京

 東京集会は12月3日、北区で行われた。

 11・23沖縄県民平和大集会で司会を務めた神谷美由希さんは「沖縄を中心に平和をつくっていきたい」と述べた(別掲)。同集会にはZENKOメンバーが多数参加し、ZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)署名を300筆以上集めた。「新しいスタートを切る集会になった」「沖縄だけの問題ではない」などの感想が報告された。

 ZENKO千葉はその23日、平和団体や市民連合と沖縄県民大集会への連帯に取り組んだ。小さな魚のカードにメッセージを寄せて大きな魚を描く「スイミーバイ」には、多くの平和への思いが寄せられた。この「スイミーバイ」は、「山内若菜カレンダー」とともに神谷さんに贈られた。

 埼玉県越谷市でも様々な団体・政党が共闘し、「政府に対し、すべての戦争準備をやめて対話と外交による問題解決を諮ること」などを採択し、沖縄との連帯を示した。

 ZENKO神奈川は連帯パレードを行った。神奈川では10月、「横浜ノースドックへの揚陸艇部隊の配備反対県民署名」6万1千筆を県と横浜市に提出。オスプレイも着陸するノースドックの危険性を今後も広く伝えていく。

オスプレイ墜落に危機感

 11月29日に屋久島沖に墜落したオスプレイは、米軍横田基地に配備されている6機のうちの1機だ。 

 ZENKO三多摩は「大変な危機感が広がった」と語る。即行動を起こした。毎月1日の横田基地第5ゲート前スタンディングのメンバーが集まり、北関東防衛局横田防衛事務所に「オスプレイ配備中止・飛行禁止」を求めて要請行動。オスプレイとPFAS(毒性の強い有機フッ素化合物)汚染問題の追及を継続する。

 ZENKO北部は、「十条駐屯地フィールドワーク」をとおして軍事拠点が展開されている状況を説明。重要土地規制法の指定を受けた板橋区、練馬区、北区と共闘して戦争準備≠ニ闘っていく。また、世界で立ち遅れている女性の地位を示し「フェミブリッジ(女性の架け橋)アクション」の重要性を強調した。

 首都圏なかまユニオンは争議への連帯を、ZENKO足立青年は南西諸島(琉球弧)の軍事化を伝える写真展開催を報告した。

 DSA(アメリカ民主主義的社会主義者)が沖縄平和大集会に向けて送った連帯メッセージも紹介された。

 終了後、日暮里駅前でアピール。『戦争を知らない子供たち』『平和な世界』を皆で熱唱。神谷さんも駆けつけ「沖縄の現状を、他人ごとではなく自分のことと考えてほしい」と発言した。参加者は次々に「ガザ大虐殺やめろ/ただちに停戦」「島々の基地撤去」「地球のどこにも戦争は起こさせない」と訴えた。



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