2023年12月15日 1801号

【世界と連帯して平和な日本、沖縄を!/県民大集会支えた若者・シニアの協働/「台湾有事を起こさせない・沖縄対話プロジェクト」呼び掛け人 神谷美由希さん】

 大集会にはZENKOから多く参加され、ボランティアも。感謝しています。

 私自身は、アメリカ留学での韓国人の親友との対話から、このままでは日本は大変と感じて社会問題に興味を持ち、知事選など選挙活動にかかわりました。

 地球温暖化問題では2019年、「あと18か月で人類存続の分かれ道」のニュースから(気候)マーチに参加。沖縄県で気候非常事態宣言が出ていなかったので、県議会に陳情書を提出しました。議会で発表し、2021年、宣言が出されました。ゼロエミッションラボ沖縄をつくり、市民、企業、行政が対話するプラットフォームでオンラインイベントをしています。

 フェイクニュースが飛び交う中、情報に踊らされず信頼できるネットワークづくり、対話が必要です。対話とは、否定しないで許容し理解しあい、両者が納得する案を創り出すことです。

 台湾有事を起こさせないため、台湾、中国の人を呼ぶシンポジウムなど、対話プロジェクトを開始。真実を見きわめるには西側だけでなく、中国側の話もニュースも聞く。「沖縄を平和のハブに」が始まりました。Young Friendship Okinawa(YouFO)東アジア共同研究所若者グループで中国友好使節団として訪問。ソウルで琉球の歴史や基地問題を交流し、辺野古にも来て意見交換したし、朝鮮半島休戦宣言署名も集めました。触れ合うことが大事です。

 昨年12月、安保関連3文書が出て「何かやらなくては」と動きが始まり、若者とシニアの対話を企画。「柔らかい言葉でたくさんの人が来れるようにしたい」の声を山城博治さん(県民の会事務局長)は聞き入れ、キャッチフレーズになりました。若者らは「シニアの人がこんなに真剣に意見を聞いてくれる」と驚いています。お互い人として尊重し対話することからでは。

 集会はどうなるか心配でしたが、県民や全国からも同じ思いの人がこんなにいるんだと。やってよかった。まだ始まったばかりで問題もありますが、若者が守られ、みんなで楽しく自由にできればと思っています。
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