2023年12月22日 1802号

【「避難などできない ミサイルより外交を」と石垣島 広島】

 12月7日、「石垣島の平和と自然を守る市民連絡会」事務局長の藤井幸子さんをゲストに迎えて広島集会を開催。オンラインを含め約70名の参加がありました。

 藤井さんは、今年3月16日の陸上自衛隊石垣駐屯地(ミサイル部隊等約570名)開設後、PAC3の配備や米掃海艦の石垣港入港、日米共同訓練の実施など急速に進む日米一体の軍事要塞化の状況と市民の抗議行動について報告。安保3文書による敵基地攻撃能力保有、長射程ミサイル配備は住民避難と結びつき市民の不安を駆り立てているが、島での生活の基盤を捨てて「避難などできない」が多くの市民の思いであり、現実だと強調しました。

 「自衛隊は、公務外での迷彩服着用や駐屯地の一般開放など、78年間基地のなかった島の市民生活に巧妙に入り込んできているが、基地被害から生活を守り、島を戦場にさせない!ミサイルより外交を≠フ声と行動を上げ続けていきます。核も基地もない沖縄、日本、世界へともに力を合わせましょう」と訴えました。

 広島からも、引き続き沖縄に連帯し、ZHAP署名や写真展の開催などに取り組みたいと思います。(ZENKO広島・奥原弘美)

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