2023年12月22日 1802号
【パレスチナに平和を/日本政府は停戦へ行動しろ/国会前に1500人】
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国会正門前で12月10日、「パレスチナに平和を!日本政府は停戦を実現させろ!」アクションが行われた。「パレスチナに平和を緊急行動」の呼びかけで1500人が集結し、「日本政府は停戦させろ」「停戦のために努力しろ」のコールを国会にぶつけた。
今回のアクションは全国各地で行われた。札幌市在住の「北海道パレスチナ医療奉仕団」団長で医師・猫塚義夫さんは電話で参加し、アピール。「あいまいな態度に終始する岸田政権に大きな圧力をかけていこう」と述べた。
パレスチナ・ヨルダンにルーツを持つ慶応大学院生のシャマーイレ・ウマルさんは「日本政府に伝えたい。広島と長崎を経験し、関係ない民が殺される痛みを経験した日本だからこそ、中立なんて立場はないことを知っているはずだ。停戦を実現するよう行動を起こしてほしい」と訴えた。
ガザの犠牲者に黙祷を捧げ、ガザ出身のパレスチナ人が現地で起きている悲劇の日常を伝えた。「90%のガザの人びとに食べ物が無い。乾いたパンを塩水につけて食べるだけだ。パンをもらうために8時間並ぶ」「イスラエル兵は俺の家の前で16人以上を殺した。そのうちの4人は子どもだ」「子どもたちは凍えている。俺は下着しか着ていない」――などは、発言者のガザに住む弟からの通信だ。
パレスチナと日本がルーツの女性は「私の夢は祖父母が生きている間に祖国が解放されること。私たちは単なる停戦を望んでいるのではない。土地に戻る権利を望んでいる」。
「占領やめろ」「入植やめろ」「川からパレスチナ/海までパレスチナ」のコールが響き渡った。

「ガザ虐殺やめろ」の行動は各地に広がる。12月8日には、渋谷で〈パレスチナ生きる人々〉を想う学生若者有志の会が呼びかけシットイン・デモ
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