2024年02月09日 1808号

【万博やめて被災者支援を/辺野古のお金は被災地に回せ/総がかり国会開会日行動】

 第213通常国会が1月26日、始まった。総がかり行動実行委員会などは同日昼、衆院第2議員会館前で「金権腐敗の自民党政治糾弾」などを掲げて国会開会日行動に取り組んだ。

 国会議員からは社民党の大椿ゆうこ参院議員が最初にマイクをとり、「被災者支援のためにすぐさまできることは何か。万博をやめることだ。万博につぎ込まれる多額の税金と資材、重機、労働力をすべて被災地に集中せよ」と断じる。続けて「私は首を切られた非正規労働者として『今の働き方を変えたい』と国会に来た。賃金を上げるのは岸田首相じゃない。働く者が声を上げて『今の賃金では暮らしていけない』と突き上げない限り賃金は上がらない」と呼びかけた。

 参院会派「沖縄の風」の高良鉄美議員は「沖縄の風は暖かいが、永田町の風は国民に、被災者に冷たい」と切り出し、「某米国総領事が沖縄県民は“ゆすりとたかりの名人”と言った。とんでもない。“どこかの国が日本を攻めてくる”と言って生活に苦しむ国民から税金を搾り取ろうとする日本政府こそ“ゆすりとたかりの名人”ではないか。軟弱地盤に投げ捨てる辺野古のお金は被災地に回せ」と求めた。

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