2024年02月16日 1809号

【ミャンマー軍の資金源を絶て/クーデターから3年/官邸前アクション】

 ミャンマー軍のクーデターから3年の2月1日、寒風の中、官邸前アクションが取り組まれた。メコン・ウォッチ、国際環境NGO FoE Japan、武器取引反対ネットワーク(NAJAT)などが呼びかけ、50人が参加した。

 先立ってミャンマー大使館前で抗議活動を行った在日ミャンマーの人びとがマイクを握る。「日本政府は『市民を助けます』ときれいごとを言うが、税金全部を独裁軍人のふところに流している。自民政権を倒さないといけない」「アジアのリーダーとして国際的に非難される独裁軍人を助けているのは間違いだ」と強く批判した。

 軍により4399人が殺害、2万人が不当に拘束され、260万人が国内避難民となって国内を逃げまどう。メコン・ウォッチの関口さんは「一番の問題は、日本政府が軍を利する政府開発援助(ODA)を止めず、7396億円の円借款事業が動きだしていることだ」。NAJATの杉原浩司さんは「外務省は『総合的に検討し判断します』と言ってきた。いつ検討するのか。キックバックで裏金を受け取り、汚い金を受け取る。でたらめな人たちが権力を握り続けていることが諸悪の根源だ」と糾弾した。

 官邸に向かい、“日本政府はミャンマー軍に STOP ODA”“JAPAN STOP FUNDING””NO MORE BUSINESS”“日本政府はミャンマー市民のために ACT NOW”“PROTECT HUMAN LIFE”とコールを響かせた。

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