2024年03月15日 1813号
【沖縄戦―ガマや基地の実相を体感した若者たち/平和とは 私たちは何をすべきかを考える/ZENKOユース平和参加団in沖縄】
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「ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)ユース平和参加団in沖縄」の10〜30代の若者メンバーら13人は2月10〜12日、沖縄を訪れ、沖縄戦跡、辺野古新基地建設現場、普天間・嘉手納基地などに触れ、現地の人びとや若者と交流した(本紙1811号参照)。参加した若者たちが記した思いの一部を紹介する。
何重にも想いを踏みにじられた沖縄 日本社会を変える動き ひとつずつ
ユース参加団3日間の行程全体を通して、沖縄は何重にも想いを踏み躙(にじ)られ不自由を強いられていることを体感し、怒りと悔しさを感じた。そうしたことについて世間にはあまりに知らされていないし、関心も無く無意識のうちに加害者になっている人が多いのではないか。それもまた悔しいと思った。
日本全体の問題なのに、沖縄に負担を押し付けている責任を感じなくていいように「基地があって沖縄も得している」という理屈≠広める、信じる人もいることに悲しさも感じた。
問題は複雑で根深く、一朝一夕で解決できるものではない、と虚無感を感じながらも、優しくない日本社会を変える動きをひとつずつ進めないといけないと思った。
(東京・S)
ニュースでは伝わらない部分を感じとれた 一日も早く問題解決へ
今回の沖縄訪問参加で、「ノーモア沖縄戦 命どぅ宝の会」の新垣邦雄さんや、「沖縄を再び戦場にさせない県民の会」の神谷美由希さんに会え、お二人から色々な話が聞けました。また、辺野古基地周辺や周りを直接見ることができました。ニュースや資料では、伝わらない部分が感じとれたので良かったです。
同行した「月桃の花」歌舞団メンバーとも話ができました。
沖縄の離島≠ナの問題や政治の問題は、解決はまだまだ簡単ではないですが、一日も早く解決でき、幸せに安心して暮らせることを願いたいです。
(東京・琉宮)
現地で見たガマや急造爆雷=@新作舞台に活かし頑張る
私は沖縄に行ったのは2回目ですが、前回は主に観光中心だったので、沖縄の歴史や現状についてはニュース等で見るぐらいしか分かっていませんでした。
この3日間を通して、サンゴ礁などの沖縄の自然が辺野古基地建設によって壊されることを考えると、今すぐにでも工事をやめてほしいと強く思いました。
3日目、普天間第二小学校に行った時、体育の授業などで外に出ている時に米軍ヘリが来ると近くの建物に避難するという話を聞くと、子どもたちがかわいそうだなって思いました。
私も出演する「月桃の花」歌舞団の新作ミュージカル『私はここだ!―Hope is in ourselves―』で出てくるガマや、戦車などに特攻攻撃する急造爆雷などを現地で見られたので、これを機に、もっとミュージカルを頑張ろうと思いました!
この3日間、関東の人とも交流ができ、沖縄のことについても知ることが出来て本当に良かったです!
(大阪・「月桃の花」歌舞団 間嶋俊貴)
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