2024年03月29日 1815号

【企業は虐殺に加担するな/ZENKOもB(ボイコット)D(投資撤退)S(制裁)運動】

 ジェノサイド(集団殺害)を続けるイスラエルへの協力企業に対するBDS(ボイコット・投資撤退・制裁)運動が広がっている。3月15日には東京で「虐殺加担企業ツアーデモ」が、関西でもZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)が呼びかけ滋賀・京都・大阪・兵庫で一斉要請行動が取り組まれた。

子どもを殺して金儲けするな/ボイコット 三菱重工 ヒューレット・パッカード/大阪

 3月15日、ZENKO大阪は、イスラエルへの兵器供給企業、英BAEシステムズと戦闘機共同開発を行う三菱重工の関西支社(大阪市西区)に要請行動を行った。事前連絡に対し広報担当は「次期戦闘機の共同開発は政府方針。要請は受け取らない」と企業の社会的責任を果たす姿勢の一片も見えない回答だった。

 支社前に25人が集まり、要請団4人が社屋に。警備担当に「三菱は日本の基幹産業を担う大企業であり、ガザ虐殺加担は許されない」「市民がどんな思いでいるのか、直接応じるべき」と伝え、要請書を必ず広報担当に手渡すよう要請した。

 その後約1時間、社前でアピールとコール。「儲かればいいという姿勢を転換すべき」「伊藤忠はイスラエル軍事企業との協力を打ち切った。三菱も軍事産業ではなく、平和産業に舵を切るべき」と訴えた。

 「イスラエル支持する企業はいらん/子どもを殺して金儲けするな/ボイコットみ・つ・び・し」のコールがオフィス街に響く。チラシの受け取りもよく「同感です。頑張ってください」との声もあった。

 続いてアポなしで日本ヒューレット・パッカード社(淀川区)に要請。6人で要請に向かったが、「3月15日 オフィスクローズです」と手書きの貼り紙。要請書をポストに投函した。ビル前マイクアピールでは、Xを見て兵庫県川西市からの飛び入り参加もあり、社屋に向け「皆さんの仕事が一部でもイスラエルを応援している事実を知ってもらいたい。大企業の中で大変とは思うが、反対する小さな声をあげてもらいたい」と切々と訴えた。

米総領事館にも抗議

 夕刻には滋賀・京都・兵庫の行動参加者も米総領事館前に集結。「米国こそ虐殺加担の張本人。ただちにイスラエルへの軍事支援をやめろ」と強く訴えた。

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