2024年04月05日 1816号

【24春闘デモで賃上げ叫ぶ/「春闘はみんなのもの」に関心広がる/大阪】

 3月24日、「何とかしろ物価高!賃金上げろ!春闘デモ」が取り組まれ、約50人の労働者が大阪市中に声を響かせた(主催―コミュニテイーユニオン関西ネットワーク)。3回目となるこの春闘デモ。出発集会では、連帯労組関西ゼネラル支部、北おおさかユニオン、なかまユニオンによる“非正規春闘関西”の取り組み開始が報告された。

 なかまユニオンの井手窪啓一執行委員長は、“非正規春闘”として外食チェーン「なか卯」への取り組みをアピール。「なか卯は3月29日に正社員の賃上げを発表するが、非正規労働者は最低賃金任せになっている。非正規労働者も15%の賃上げをしろ、と3月26日に布施店でストライキをする。応援してほしい」

 デモは、なかまユニオンのユース執行委員が『アンパンマンのマーチ』の替え歌や「ユニオンで検索」コールで先導し、若者が行き交うアメリカ村≠ナも注目を集めた。コールの合間の「春闘は大企業の労働組合のもので自分たちには関係がないと考える人も多いかも知れませんが、そんなことはありません」との語りは、道行く市民の心に浸透していく。

 一人から始められる“春闘”は始まったばかりだ。

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