2024年04月05日 1816号【イスラエルに武器製造ロボットを売るな／ファナックに署名２万８４５８筆提出／山梨県忍野村】 |
| 「ファナック爆弾製造中！」「ロボット使って虐殺中！」―山梨県忍野（おしの）村のファナック本社前にシュプレヒコールが轟（とどろ）く。３月22日、産業用ロボットの世界シェア１位を誇る同社にエルビット・システムズなどイスラエルの軍需企業との取引解消を求める署名２万８４５８筆が手渡された。 "BDS Japan Bulletin"の今野泰三さんが「ガザでパレスチナ人ジェノサイドを続けるイスラエル軍の武器を作るのにファナックの製品や技術が使われている。ＩＣＪ（国際司法裁判所）の暫定措置命令を踏まえ、ジェノサイドにこれ以上加担するな」と通告する。 署名賛同者のコメントも紹介された。「日本企業の虐殺加担は日本国内から止めなければ」「経営陣は自社製品の先にいる人の幸せに向かって経営を」「若者がここで働きたいと思える企業になってほしい」 ガザ出身のハニンさんがスピーチ。「きょう私は何千もの失われた夢、何千もの粉々になった命、何千もの正義を求める叫びを背負い、ここに立っている。ファナック、目の前で無実の命が消えていく中、死と破壊のマシーンを取引するなんてよくできますね。ジェノサイドに加担するのか、平和と正義の未来に道を開く変革をもたらすのか。あなたはどちらを選ぶのか」と同社社員に問いかけた。 40人の参加者は署名提出後、外国人旅行者も多く行き交う河口湖駅前へ。富士山をバックに「Free Free Palestine（パレスチナ解放）」とコールした。  |