2024年04月12日 1817号

【強制動員問題の解決を 被害者に謝罪と賠償を/原告の家族・遺族が「東京要請行動」/門前払いの被告企業に怒り】

 韓国大法院の9件の判決(3面参照)を受けて元徴用工・女子勤労挺身隊訴訟原告の家族・遺族らが来日し、3月25日、被告企業に謝罪と賠償を求める「東京要請行動」を展開した。

 来日したのは、日本製鉄訴訟原告・李春植(イチュンシク)さんの長女・李杲賱(イゴウン)さん、三菱広島訴訟原告・故鄭昌喜(チョンチャンヒ)さんの長男・鄭鐘建(チョンジョンゴン)さん、名古屋三菱訴訟原告・梁錦徳(ヤングムドク)さんの三男・朴相雲(パクサンウン)さん。弁護士と支援者も同行し、日本製鉄と三菱重工、不二越の各本社を訪れたが、3社はいずれも面会すらせず、門前払いした。

 李杲賱さんは日鉄本社に向かい、「この建物には父の涙と汗と血が染み込んでいる。文書も受け取らないのは卑怯だ。私は父の世話をし、最後まで闘う。第三者弁済を拒否し、日本から謝罪と賠償を受け取る」と怒りと決意をぶつける。

 鄭鐘建さんは父の遺影を手に「戦犯企業・三菱に望むのはただ一つ。過ちを犯したのだから謝罪せよ。なぜ韓国政府に肩代わりさせるのか。責任は日本政府と三菱にある」。朴相雲さんも「母はいま施設に入っているが、『物乞いのような金は受け取らない』と。私も母の崇高な意志を受け継いでいく。謝罪しろ、謝罪しろ、謝罪しろ。賠償しろ、賠償しろ、賠償しろ」。

 不二越前では原告・金明培(キムミョンベ)さんの株主総会(2/27)における発言が紹介された。「私はここにお願いに来たのではない。私の後ろには韓国の国民がいる。このままでは不二越に未来はないことを警告しているのだ」

 家族らは衆院第2議員会館で開かれた「強制動員問題の解決を!韓国原告家族・遺族の声を聞くつどい」にも出席。満場の参加者を前に「父は歴史の中で民族の悲しみや痛みをすべて乗り越えてきた。私は父が歴史の証人として記憶されることを願っている。日本政府と日本製鉄は、父が生きている間に過ちを謝罪し、賠償しなければならない」(李杲賱さん)と訴えた。

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