2024年04月19日 1818号

【イスラエルのジェノサイド戦争 転換点の一週間/全国デモ、地域アクション継続を/英ストップ戦争連合の呼びかけ(要旨)】

 先週、イスラエルの戦争は大きな転換点を迎えた。アル・シファ病院は完全に廃墟と化した。ガザからのニュースの主な発信源であるアルジャジーラは放送禁止となった。イスラエルはダマスカスのイラン大使館を空爆した。食料支援NGO「ワールド・セントラル・キッチン」の車両を意図的に標的にして7人を殺害し、ガザ北部の人びとへの命に関わる援助を停止させた。これは、私たちが目にしてきた6か月に及ぶジェノサイド戦争―パレスチナ人の死者は少なくとも200人の援助関係者と多くのジャーナリストを含む3万3千人と推定される―のあげく起きた出来事だ。

 殺害された援助活動家はほとんどがイスラエルと同盟を結んでいる国々の市民であり、それらの国々では激しい怒りが巻き起こっている。こうしたニュースは、多くのパレスチナ人の死が報じられなかった一方で、トップ記事として大きく報道された。

 ここ英国では、キャメロン外相が武器禁輸を望んでいるとの話が何週間も前からあり、今や保守党議員の中で公然と議論されるに至っている。米国政府は武器の供与を続けているが、バイデン大統領でさえネタニヤフ首相を脅さなければならなかった。

 イスラエルは戦争が始まって以来最も弱い立場に置かれ、孤立している。“のけ者国家”となりつつあり、その犯罪は誰の目にも明らかになっている。私たちはイスラエルへの武器供与に反対し、停戦とパレスチナ人のための正義を支持することを強く訴える必要がある。イスラエルの孤立とわが政治家たちの危機の重要な要素の一つが、ここ英国や世界中で行われている抗議行動のレベルであることも知っておくべきだ。

 バイデンは、かつて頼りにしていた各州の予備選で支持を大きく失っている。英国では停戦とイスラエルに対する武器供与停止への支持が高い。イスラエルへの武器供与停止要求は、運動の中心的課題となりつつある。保守党とスターマー党首の労働党はこれらの問題で孤立している。私たちのデモはそのために不可欠であり、継続しなければならない。

 次の全国デモは4月27日だ。しかし、それまでの数週間、私たちは各地域における行動日を呼びかけている。その一つが週末の広範な地域行動を伴うデモだ。4月13日にはロンドン地域デモと北ウェールズ・デモがある。20日にはブラッドフォードでヨークシャー・デモがあり、その他にも多くのデモが予定されている。

 あなたの地域や地方で、全国組織だけでなく地元の労働組合やムスリム団体、コミュニティ・グループなどとともにデモを主催できれば、office@stopwar.org.ukに連絡を。私たちも支援します。

(2024年4月5日)

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