2024年04月26日 1819号

【250人以上が座り込みアピール/大阪市役所前】

 「夢洲カジノを止める大阪府民の会」は、4月10〜12日「万博・カジノ今すぐ中止を」大阪市役所前座り込み行動を展開。3日間で250人以上が抗議の座り込み、アピール、パフォーマンスなどに取り組んだ。

 訴えの中心は、3月28日の万博工事現場のガス爆発事故だ。山川よしやす府民の会事務局長は「4月9日、経産省に署名を提出し、事故を問いただすと、職員自らメタンガスは5年、10年で止まることはないと認めた。そんな危険な夢洲に集客施設をつくるなど、とんでもない。今すぐ中止すべき」と力をこめる。事故隠ぺいへの批判も続く。

 府内のある地域の会は「いつ爆発事故が起きるかもしれない危険な万博に学校から子どもを連れていくなんて。命が脅かされると地域で要請すると『万博への学校参加は実施しないつもりだ』という学校もあった」。学校参加計画のずさんさを知らせ不参加へと、子どもたちを招待させない取り組みの方向も示された。

 市役所前では、地域からの漫才や寸劇、替え歌、反対コールなどが披露され、維新府市政を明るく笑い飛ばす。府民のエネルギーと万博中止への展望が伝わる。

 マスコミ要請効果もあり2社が報道。関西メディアの反応も少しずつ変わってきた。集まった爆発事故抗議の一言37枚は、万博協会要請行動で提出される。

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