2024年04月26日 1819号

【工事現場の爆発事故も不問 危険な万博カジノは中止だ 被災地支援にまわせ 中止求める署名4万4689筆 経産省に】

 4月9日、ZENKO呼びかけの「万博カジノを中止し被災地にまわせ、能登半島被災地支援を」署名4万4689筆(オンライン4万3215筆、紙版1474筆)を6名の要請団が経済産業省に提出した。

 対応した博覧会推進室に、能登震災復興と万博工事現場でのガス爆発火災について問いただした。前日来日した博覧会国際事務局長と経産大臣の会合では「能登震災被害と万博工事会場でのガス爆発は伝えず、工事の遅れのみ」との回答に唖然! 「現地調査に入る立場にない」と開き直る。「メタンガスは長期にわたって出続ける。この会場以外でもメタンガスが出る」と認めながら「大丈夫」とわけの分からない発言。万博協会に一刻も早い真相究明を迫る姿勢も見えない。

 「能登被災地の復興の遅れは万博工事とは関係ない」と言い切り、有害物質が埋まり爆発を起こすメタンガスが出続ける危険な夢洲(ゆめしま)で何が何でも実施する。命より万博・カジノ優先の姿勢が改めて明らかになった。

 続いて経産省前で記者会見、アピールし、衆院経産委員会の議員24名に要請。ほとんどの議員が爆発事故を知らず、万博協会も政府も事故不問で強行しようとする。こんな危険な夢洲万博・カジノに私たちの税金をつぎ込む価値は無い!

(夢洲カジノを止める大阪府民の会・城東 糸賀孝子)

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