2024年05月17日 1821号

【殺すな イスラエル協力企業抗議も訴え/輝け!憲法 総がかり集会に5000人/大阪】

 5月3日、「輝け!憲法 平和といのちと人権を おおさか総がかり集会」には5千人が扇町公園に集った。集会はサックス奏者Swing MASAさんと梅田解放区Don't Killアンサンブルによる力強い演奏『Don't Kill(殺すな)』でスタート。

 川崎哲さん(ICAN〈核兵器廃絶国際キャンペーン〉会長・ピースボート代表)は「終わりの見えない戦争 平和をどう創り出すか」と題し、岸田政権の軍拡暴走を厳しく批判。「軍事や戦争は何ら問題を解決せず、憎しみの連鎖につながるのみ。代わる道として市民の運動を強めて世界とつながり、核兵器禁止条約や平和のルール作りを。二度と戦争をさせない未来が私たちの手にかかっている」と強調した。

 市民スピーチで、関西ガザ緊急アクションは「ファナックなどイスラエルに軍事協力する企業への抗議行動を強めよう」と呼びかける。「月桃の花」歌舞団の若者は「沖縄を訪れ、ガマや辺野古から学んだことと若者が抱える生き辛さをつなげミュージカルで広めたい」。カジノに反対する大阪連絡会は「ガス爆発まで起きた危険な夢洲(ゆめしま)に万博もカジノも作らせない運動を広げよう」と訴えた。

 立憲4野党議員がそろい、衆院補選全勝を踏まえて国会と市民の運動を結んで闘う決意が力強く語られた。

 パレードでは「軍事費増やす岸田はいらん/裏金だらけの政治はいらん/世界とつながり虐殺止めよう」とコール。沿道の市民が手を振り共感の輪が広がった。


戦争やめろ!上げろ賃金! メーデーで声上げる 大阪

 5月1日労働者の祭典<=[デーでは、全国で労働者が大幅賃上げなどを訴えた。《競争ではなく共生社会の実現》を掲げた第95回中之島メーデー(大阪市)には400人の労働者・市民が参加。闘うメーデーとして「労働運動弾圧を許さず、働く者の権利を守ろう」「戦争やめろ!上げろ賃金!」「万博カジノやめて被災地支援!」と訴え、雨の中をデモ。なかまユニオンもともに声を上げた。



 「生かそう憲法 守ろう9条 5・3憲法集会in京都」は、円山野外音楽堂に2000人が集い、デモ。5月22日控訴審結審を前に京都原発賠償訴訟原告団も支援を訴えた。



 「9条改憲を許さない 憲法記念日 滋賀県民集会」には200人が参加。岡真理さん(早稲田大学文学学術院教授)の講演「戦争さえなければよいのか? ガザのジェノサイドと私たち」を受け、「虐殺やめろ」と大津市内をデモ行進した。

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