2024年05月24日 1822号

【議員会館前で「ラファ侵攻を止めろ」/渋谷で「インティファーダ・マーチ」】

 イスラエルによるパレスチナ・ラファ侵攻に抗議して5月9日、若者たちが衆院第2議員会館前に集い、「国会議員はラファ侵攻をやめさせ、永久停戦を呼びかけよ」「イスラエルに経済制裁を科し、協力関係を破棄せよ」と訴えた。

 パレスチナと日本の血を引くタチヤナさんは「罪のない民間人を殺害している殺人兵器をあなた方は購入しようとしている。国際司法裁判所の決定を無視して残虐行為を繰り返すイスラエルの共犯者になるのか」と問う。参加者の一人は議員会館の建物に向かいハンドマイクで「議員のみなさん、あなたたちに言ってるんですよ。ラファの140万人以上の命、見殺しにする気ですか」と叫んだ。

 11日には渋谷で、日本に暮らすパレスチナ人らが主催して「インティファーダ・マーチ」が行われ、1000人が参加した。

 出発前、第1次インティファーダ(民衆蜂起)が始まった1987年にガザで生まれたアイーダさんがマイクをとる。「学ぶ時間はもう終わった。今は怒りの時間、立ち上がる時間、叫ぶ時間、インティファーダの時間だ」

 日本語・英語・アラビア語のチャント(コール)が切れ目なしに飛び交った。

 「ラファ、ラファ、ラファに手を出すな」「目を覚ませ、声上げろ、民族浄化を止めろ」「川から海まで自由を求めて」「岸田は許せん、今すぐ停戦」

 「Intifada, Intifada, Long Live the Intifada=インティファーダ万歳」「Zionist, Racist, You Are the Terrorist=シオニスト、人種差別主義者こそテロリストだ」「Boycott Israel=イスラエル・ボイコット」「The People United Will Never Be Defeated=団結した人民は必ず勝利する」

 「ファラスティーン・フッラ・フッラ/イスラエル・バッラ・バッラ=パレスチナは自由だ/イスラエルは出ていけ」「アリ・アリ・アリ・アリ/アリ・アラメル・サウラ・アリ=掲げろ掲げろ/革命の旗を高く掲げろ」

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