2024年06月07日 1824号
【イスラエルのラファ攻撃糾弾!/シオニズムとその支援者にとどめの一撃を/中東地域の労働者共産主義3党の声明 2024年5月7日】
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ハマスとの停戦交渉のさなかイスラエルはガザ地区南部ラファへの攻撃を行った。この事態に中東地域の労働者共産主義3党が声明を発した(要約―編集部)。
本日5月7日、イスラエル軍事政権は、世界的な圧力と要求を完全に無視してラファを攻撃した。
停戦交渉で、ラファに閉じ込められた人びとの間に大虐殺の終結へ希望の光が見えていた。米国は世界的なパレスチナ連帯運動とイスラエルのジェノサイドへの軍事的財政的支援に反対する学生の闘いに動揺し、イスラエルでも多くの人質家族が停戦受け入れを求めて街頭に出ていた。
その中で、ネタニヤフ戦時内閣は人びとの避難路をすべて閉鎖し、攻撃を開始したのだ。彼らはこの7か月、パレスチナ人に対しナチスがユダヤ人に行ったのと同じ罪を犯している!
ラファ攻撃は、シオニストだけでなく、イスラエル政府を無条件に支持する米国その他の西側諸国政府の行き詰まり、現代のブルジョアジーと資本主義の行き詰まりを表すものだ! 資本主義は世界中で戦争と虐殺、飢餓、何億人もの窮乏化した人びとや労働者の強制移住を引き起こすことでしか生き残れない。
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何百万人もの罪のないパレスチナ人を虐殺し、さらなる流血を生み出そうと、この行き詰まりから脱出するのは容易ではない! イスラエルによるラファ攻撃は、彼ら全員にとって賭けの敗北を意味する。この残忍さはグローバル・ブルジョアジーの本当の顔、「西側民主主義」の実像、そこにおける権利と人権の理解の程度を示している。
とはいえラファ攻撃は、失敗したファシズムの最後の賭けとなるに違いない! ガザ地区のパレスチナの人びとを、このような歴史的没落のためにこれ以上犠牲にさせてはならない! ラファ攻撃は、シオニズムとユダヤ人種主義ファシズム、そしてその世界的支援者にとどめの一撃を与えるものとなるに違いない!
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とどめの一撃を与えるのは、世界の労働者階級、人間的な市民社会の英雄たちの仕事である。労働者階級は、西側ブルジョアジー最愛の軍事国家、最も残酷で最も凶暴な重武装した軍事的経済的政治的勢力(イスラエル)を崩壊寸前にまで追いつめてきた! 中東からアメリカ、アジア、アフリカに至る、貧困と悲惨、人種差別、軍事化、宗教的後進性、搾取を望まない民衆の力でとどめを刺そう。
われわれ中東地域の労働者共産主義政党は、虐殺を終わらせるため現地で行動を起こしているこの民衆の力の一部であると考えている。われわれ労働者階級と市民は、世界と中東のすべての労働組合、すべての人道的で自由を愛する組織と勢力に、この残虐行為に立ち向かうよう呼びかける。
イスラエルの支配者とその支援者による大虐殺を許してはならない。彼らに後悔させなければならない。全世界が立ち上がろう。
イラク労働者共産党
クルディスタン労働者共産党
イラン労働者共産党ヘクマティスト |
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