2024年06月07日 1824号
【北海道集会 奥間政則さんが多分野から問題告発 水を守る闘いで沖縄・福島連帯】
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5月25日の北海道集会は、沖縄ドローンプロジェクトの奥間政則さんと全国をオンラインでつないだ。「沖縄の闘いと全国に広がる基地問題」のテーマで盛りだくさんの報告があった。
奥間さんからはストライキを含めた全港湾とその労働者の闘いが報告された。全面ストライキは市民生活にも大きな影響を与えたが、基地建設を大幅に遅らせた。
重要土地規制法をめぐっては、市民生活を監視する「注視区域」「特別注視区域」の指定が行政裁量に委ねられ、内閣府によって次々に拡大していることが指摘された。内閣府ホームページを見ると、基地・空港・原発等の重要施設はほとんどカバーされ、政府による監視が全国各地に広がる。
PFAS(有機フッ素化合物)問題でも、基地周辺を中心に、健康被害の危険がある水準の汚染が全国各地に広がっている実態が示された。どの面でも自公政権による軍事優先、市民生活破壊が露わになっている。
ZENKO北海道は福島原発事故に伴う「ALPS処理汚染水放出差止訴訟」を報告。3月4日、福島地裁で行われた公判では、地元との理解がないまま「処理水」放出を行わないとの文書約束を平然と破って汚染水海洋放出を続ける国・東京電力に対し、漁業者・市民の原告4人が意見陳述で強い怒りを表明した。学校現場で「汚染水」の用語を使わせないよう求める意見書の審議を進める福島県議会自民党に対し、公判当日の朝、急きょ取り組んだ意見書撤回を求める要請行動も紹介された。
福島でも沖縄でも生命と健康の起源である水の汚染が拡大している。連帯して闘おうと誓い合った。
(ZENKO北海道・地脇聖孝)
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