2024年06月07日 1824号

【東京集会―基地いらないチーム石垣・上原正光さんの訴え 進む基地拡張 島々を再び戦場にするな!】

 鹿児島から沖縄・与那国島まで1100`、中国の第一列島線≠ノ沿ってミサイル部隊の配置が進む。陸上自衛隊石垣駐屯地は昨年開設されたが完成していない。色んな施設が作られ拡張される。弾薬庫は3つでき4つ目を建設中だ。作られるグラウンドは、オスプレイが離着陸できるヘリパッドになるのではないか。八重山農林高校演習林に近接する駐屯地西側6・8ヘクタールに拡張計画がある。

 環境アセスメントの対象となる面積は20ヘクタール以上のため、国は13ヘクタールのゴルフ場から出発し、アセスをやらずに進めた。水質調査もまじめにやっていない。「ここは沢だ」と言い、県の条例を無視し、弾薬庫南の湿地帯に排水を流している。基地ゲートから1・1`には小学校の体育館がある。

 米艦船や海上保安庁の艦艇が停泊する人工島は軍港化し、弾薬が搬入される。自衛隊が来ると米軍も来ることになる。海上自衛隊輸送艦「おおすみ」や米艦船による弾薬・ミサイル搬入に、桟橋で抗議。公道でスタンディングし街中をデモ行進している。銃の威嚇に体を張って闘っている。

 議会制民主主義がなおざりにされ、閣議決定で決められる。政府は「130棟の弾薬庫が必要」と言い、観光地にも平気で大型のものを作る。日本中が弾薬庫にされる恐怖がある。一か所の問題ではなく、全国的な連帯した行動が必要だ。

 第一次産業が疲弊し、暮らしは困難。食料問題はシビアだ。農業自給率をアップしなければいけない。畜産農家が牛1頭飼育するのも大赤字。政府にもの申すことが必要だ。

 環境問題にも目を向ける。米軍由来の垂れ流しが始まり、検査・毒物調査などが必要で、改めて環境問題がスタートしている。

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