2024年06月07日 1824号

【バイデン大統領よ 市民の平和の声を聞け ガザ侵攻即時停止へ米大使館行動】

 イスラエルのラファ侵攻=ジェノサイドに加担する米国への抗議行動が5月23日、「パレスチナに平和を!緊急行動」の呼びかけで米国大使館近くで行われた。

 南アフリカ共和国出身のナジーバさんがマイクを握る。「バイデン大統領は全世界の人びとの前で、『イスラエルの行為はジェノサイドでない』と恥じらいもなく述べた。私たちは誰もだまされない。米国の指導者たちの人道に対する罪を許さない」と訴えた。

 代表者数名は、イスラエルのガザ侵攻即時停止、緊急人道支援などを求めるバイデン大統領宛ての申し入れ書を大使館に渡そうと試みた。今回も受け取らかったが、「ストップストップジェノサイド」「ラファへの侵攻今すぐやめろ」などシュプレヒコールを、集結した300人の市民が大使館にぶつけた。

 イスラエルのガザ地区侵攻への抗議行動は世界中に拡大。ロンドン、米国各地の大学、早稲田大学などで盛んに行われている。呼びかけ団体の高橋信一さんは、「世界各地の大学生や市民、そして今日集まったみんなの声をバイデン大統領はしっかりと受け止めてほしい」と語った。

 北海道から沖縄まで各地で取り組まれている、大きな布にパレスチナへの平和の願いを綴る「民衆のバナー」。この日も多くの市民がそれぞれの思いを込めた。東京では3枚目、いずれは全国各地の「民衆のバナー」を一つにつなげる。抵抗の運動は確実に広がっている。

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