2024年06月14日 1825号
【政府はラファ侵攻を止めるため今すぐ動け/イスラエルに制裁を科せ/外務省前/テルアビブ大学との提携破棄を/上智大学】
|
イスラエル軍がガザ地区南部ラファの難民キャンプを空爆し少なくとも45人を殺害したことに強く抗議し、5月27日外務省前で緊急デモが行われた。
数えきれない人の署名を添えて「日本政府、イスラエルによるガザ虐殺とラファ侵攻を止めろ」と求める長さ23メートルの「民衆のバナー」を掲げ、訴える。
「私たちはみんな見た。火の海になったラファを見た。頭と足を失った子どもの遺体を見た。黒焦げになった何人もの遺体を見た。
この地獄を前に日本政府と外務省は何をしているのか。上川外相は戦争犯罪人のイスラエル政府官僚と握手し、パレスチナの抵抗のシンボルであるスイカを食べ、その写真をツイッターに載せた。恥を知れ!
首のない遺体は、私たちが、世界が、お前が殺した子どもの亡骸。もうたくさんだ。今すぐイスラエルに制裁を科せ。イスラエルとのすべての軍事・経済協定を破棄しろ。イスラエルの国家承認を取り下げ、大使館を召還しろ」
* * *
上智大学の学生らでつくる「Sophians for Palestine」は5月30日、曄道(てるみち)佳明学長が前々日に発表したメッセージ「ガザ地区の人道危機によせて」に対し「全く納得できない。今起きているのは人道危機ではなく、パレスチナ人の虐殺だ」として抗議するデモを四谷キャンパスで実施した。
イスラエル軍や軍需企業と共同研究を行うなどパレスチナ人の民族浄化に加担しているテルアビブ大学との提携を破棄し、世界の大学の対イスラエル学術ボイコットに加わるよう要求。学生の一人は「イエズス会の価値観は他者への奉仕と正義の促進に根ざしている。パレスチナの人びととの連帯は言葉だけではなく、情熱と行動の証しとして示されるべきだ」とスピーチした。
|
|