2024年06月21日 1826号
【万博・カジノ中止/能登地震被災地の声を聞く/6・23府民の会総会&講演会へ】
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6月23日、夢洲(ゆめしま)カジノを止める大阪府民の会の総会&講演会「万博・カジノ中止!被災地支援〜被災地石川県内灘町から清水文雄さん(同町議)を招いて〜」が行われます。内灘町議会は3月4日、「能登半島地震被災地の復興のため、大阪関西万博の再検討を求める意見書」を採択しました。
5月14日、府民の会は被災した現地を訪れ、意見書提案者の清水議員に深刻な液状化被害にあった内灘町を案内していただきました。
「住宅被害が1754件。避難所は閉鎖していますが、被災者はみなし仮設住宅で生活しています。5か月たっても公費解体もなかなか進まない。こちらで見れば、万博の建設のために人や重機、資金も含めて取られてしまう。今も皆さんそう思ってますよ」と清水さん。
被災地域は、家々の玄関先がコンクリートが下から突き上げられて割れ、道路は凸凹、電柱は傾き、平衡感覚がおかしくなる。家の水道管は自費で修理しなければならず、業者もこないため給水所を利用しなければならない。液状化が原因でトイレが使えず、簡易トイレがあちこちに置かれていた。震災直後かと思われるような深刻な実態。元通りの生活ができるようにするには地盤工事が必要なため、かなりの時間がかかる。
清水さんは「調査ばっかりで、全く先の見通しがたたない」と憤ります。
ZENKOが4月、経済産業省に4万4689筆の「万博・カジノ中止し被災地支援を求める署名」を提出した際、「被災地の復興が遅れていることは認識しているが、万博工事とは関係ない」と居直る経産省に抗議したことも伝えました。
万博を中止して被災地復興を最優先させなければなりません。被災地の現実と怒りの声を聞き、一緒に声を上げるためにぜひ集いにご参加ください。詳細
(夢洲カジノを止める府民の会・城東 川島実穂)
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