2024年06月21日 1826号

【パレスチナ連帯スタンディング/原爆ドーム前では一日も欠かさず/広島】

 6月5日、原爆ドーム前スタンディング(主催は「広島パレスチナともしび連帯共同体」)に参加した。

 1967年6月5日、第3次中東戦争が始まりイスラエル軍が圧倒しガザやヨルダン川西岸地区などの占領を開始。その日にちなんで「ナクサ(挫折・敗走)の日」とされる。「中東和平の枠組みがこの時点での占領地からのイスラエル撤退をのみ求めることになっていることから『ナクサの日』に意味を認めることへの批判は承知のうえで、それでもパレスチナの人びとが不当な占領への抵抗を決意した日として連帯行動をしたい」と主催者から行動の意義が説明された。

 関東から旅行で広島に来ていた学生のグループもSNSで知り駆けつけていた。ドーム前スタンディングは昨年10月13日以来1日も欠かさず続けられている。

 5月15日「ナクバの日」行動には、路面に布を広げ通行人に「鍵」のスタンプを押してもらった。1948年のこの日、家の「鍵」を持ち退避して以来「帰還の権利」が侵害され続けているパレスチナ民衆の現状を知ってもらうためだ。

 ZENKO広島も今後とも市民運動とつながって連帯の行動を続けていきたい。(ZENKO広島・日南田成志)

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