2024年06月28日 1827号

【ガザを殺すなと行動 今すぐ停戦へ200人がデモ/運動強めよう ガザ緊急アクション】

 「今すぐ停戦! イスラエルはラファ攻撃を止めろ」。6月16日、関西ガザ緊急アクションが呼びかけ、300人が大阪・難波へのデモでアピールした。

 主催者は「8か月の攻撃にパレスチナ全住民が抗し、米政府も停戦を言わざるをえない。今運動を強めよう」と訴える。在日パレスチナ人女性は「100年の占領で自分の国に行くこともできない。子ども、女性、あらゆる生命が奪われている。今日はイスラムの祝日だが私は祝うことができない。ここにいるみなさん、世界中の人びとの抗議が希望。闘い続けることができる」と涙ながらに語った。

 大阪大学で昼休みスタンディングをしている中東出身の留学生が連帯アピール。ZENKOもイスラエル協力企業、三菱重工やIHIへの抗議行動を報告し、パレスチナ現地からオンライン参加があるZENKOin大阪への結集を呼びかけた。


自由なパレスチナを求めて/上智大学生のプロテスト続く

 上智大学の学生グループ「Sophians for Palestine」は6月13日、大学当局がキャンパス内でのデモの申請を不許可としたことに抗議し、「私たちは憲法で保障された基本的人権の一つ『集会の自由』を行使し、公共の場での抗議行動を実行する」として、同大学北門前の歩道上で声を上げた。

 学生たちは、学長が5月末に発表した停戦を求めるメッセージを「不十分で容認できない」と批判し、ガザで進行する事態を虐殺と認めて明確に非難するよう要求。12月に学内で起きた、パレスチナ支援の学生に唾を吐き、所持品を投げ壊す暴力行為に何の対応もとられていないことに異を唱え、「強固な反差別ポリシーの実施」を求めている。

 スピーチをはさみチャント(コール)は1時間近く続いた。「上智大学何してる?」「表現の自由制限中」「テルアビブ大学提携中」「上智大学 沈黙するな」


イスラエル協力企業・ニデック社は市民の声を受けとめよ/京都

 6月14日朝、JR向日(むこう)町駅前で、イスラエル協力企業・ニデック社への抗議アピール行動を行いました。

 ニデック社へは、イスラエル企業との空飛ぶ車のモーターの共同開発を見直すよう求めていますが、会うことも要請書を受け取ることも拒否。申入れにも回答すらよこしません。「市民の声を聞こうともしないニデック社は胸を張って仕事をしていると言えるのか。共同開発を見直してほしい」と何度も訴えました。ニデック社員も多数通る中で、注目を浴びました。

 翌6月15日、18回目の武器はいらない!めしだ!デモ≠ノは12名。ガザ虐殺やめよとともに、「祝園(ほうその)弾薬庫拡張反対! 金権腐敗を終わらせよう!」とコール。初めてコールを担当したメンバーも。繁華街を歩くデモは注目の的でした。

 その後、「イスラエルはジェノサイドをやめろ!京都」の毎週共闘デモへ。今回は191名。集会では、ZENKO中央要請行動を報告。イスラエルへ圧力をかけるため、政府に行動させようと訴えました。(ZENKO京都・石田隆子)

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS