2024年07月12日 1829号

【蓮舫候補 若者・女性に支持広がる/東京と地球の未来を決める 変える、非正規労働者のために/都知事選】

 東京都知事選の逆転勝利に向け、蓮舫候補への支持が若者や女性の間で急速に広がっている。

 6月29日、杉並区・阿佐ヶ谷駅南口の演説会は「女性の声が、東京を変える」と銘打たれた。応援スピーチは全員女性。岩永やす代都議に始まって福島みずほ社民党党首、田村智子共産党委員長、看護師の宮子あずささん、気候変動活動を行う大学生、雇い止めされたスクールカウンセラー、ライターの和田靜香さん、岸本聡子杉並区長と続く。

 蓮舫さんは「すべての選択、すべての決断、すべての人を等しく応援するのが多様性を掲げる東京都の知事の仕事」と力を込めた。

 30日、新宿駅南口バスタ新宿前で若者たちが「WE WANT OUR FUTURE With 蓮舫」と街頭宣伝。「変える、環境のために」「変える、生活のために」「変える、非正規労働者のために」「東京と地球の未来を決める」などのプラカードが並ぶ。奨学金の借金を抱える大学生やDJの女性、困窮者支援に関わる男性、気候アクティビストらが次々マイクをとり、「蓮舫さんと一緒に若者が希望を持てる社会をつくろう」「蓮舫さん一択。投票に行きましょう」と呼びかけた。

 駆けつけた蓮舫さん。熱く「今日ようやく(現職の)背中が見えてきた。取り残されてきたみなさんを全力で支援する。光に光を当てるのではなく、光の先に長く伸びる影に光を当ててその影が短くなるまで、その人が一人で歩けるようになるまで光を注ぐ都知事になりたい」と訴える。

 「レンホー、レンホー」の連呼が長く続いた。


市民が動き 都政を変える/知事選・都議補選ともに弾み/北区

 6月26日、東京・北区で「やさしいまちをつくる会きたく・みんなで選挙@12区」が主催し“七夕に都政を変えよう!会”が開催された。市民アピールと交流((1)乱開発(2)平和・人権(3)教育・子ども(4)医療・介護(5)雇用・若者(6)その他―のテーマ別意見交換)が柱だ。

 主催者が「スクールカウンセラー250人を解雇し、『子ども食堂を利用する』とお茶をにごす現知事に怒り。現場に足を運ぶ蓮舫さんを」と開会あいさつ。

 都知事選と同日投票となる都議補選北区予定候補のせいの恵子さんが「財界ファーストの都政転換を」と訴える。フェミブリッジ@下町23シスターズが登壇し、西山千恵子さん(足立区)は「小池知事が裏から手を回し首長に出馬要請させた。公務員の地位利用・公選法違反で刑事告発(175人連名)した」と報告した。カイロ大卒学歴詐称と並ぶ告発だ。

 若手女性3人のグループ「公園でchill」のコーラス、「浮間コミバスの会」の替え歌、「赤羽自然観察公園を100年の森に育てる会」のアコーディオン演奏と歌。手拍子や掛け声、歌で選挙を楽しく闘う。

 テーマ別交流では、都政への願いを短冊に書き、模造紙に張り付けた。「十条再開発(東京都認可)で39階建て超高層駅前ビルができ、風強く園庭で遊べない」「関東大震災朝鮮人虐殺の追悼文を出して」「医療介護に関わる増員を」「スクールカウンセラーを正規職に」「都営住宅建設を」などなど。七夕に市民が変える。願いをかなえる。蓮舫候補勝利へ弾みをつけた。

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