2024年07月19日 1830号
【東京都知事選 蓮舫さん128万票で及ばず 新しい民主主義の誕生】
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東京都知事選は7月7日投開票され、現職の小池百合子知事が当選。市民と立憲野党らが推した蓮舫さんは128万票を得たが、当選は果たせなかった。会見では支援者の前で「多くの方に本当に温かいことばと応援をいただき、私も思いを心から訴えることができた闘いだった」と語った。
蓮舫さんは、市民に後押しされた選挙期間を通して「新しい民主主義が生まれた」と強調。誰にお願いされたわけでも、強要されたわけでもないひとり街宣≠ヘ都内全域に広がった。「東京を変えよう」など独自のプラカードを掲げた市民はのべ3千人を超え、727の駅に及ぶ。
終盤の5日、大田区・蒲田駅前の街頭演説には2千人が集まった。マイク納めの新宿駅東南口では、小池知事の前日の街頭演説に「辞めろ」コールが起き中断の場面があったのと対照的に、広場や階段、沿道まで埋め尽くした聴衆の「蓮舫コール」が鳴り止まない。
蓮舫さんは、すべての生き方を尊重する東京を目指した。「結婚しない選択、同性パートナーと暮らす、一人で子どもを育てるなどいろいろな選択があっていい」。20代の女性は「LGBTQの友人がいる。蓮舫さんなら友人の生き方を肯定してくれる。決して排除しない」と期待を寄せた。
若者世代の雇用待遇改善や奨学金負担軽減など「若い人が諦める都政を変える」と力を込め、都庁を照らした「プロジェクションマッピング」に2年間で48億円使うなら、その予算で家賃補助など「困っている人に光をあてる」と訴えた。
小池知事は、税金を主に大企業のために使う。裏金自民党とズブズブで、神宮外苑や日比谷公園の再開発で緑を減らす伐採女帝=Bそのような都政を進める知事を、新しい民主主義≠つくりだす市民は絶対に許さないだろう。
「神宮外苑の再開発」シール投票/東京を誰もが生きられる街に
選挙の終盤、都電「熊野前」駅ひろばでシール投票&街宣を取り組みました。
バナーを読み、「神宮の森の問題ですよね」「切ってはダメです」「貴重な自然を無くしてはいけない」と"反対"にシールを貼ってくださいます。「もちろん切っちゃいけない」と小学生から高校生まで10人以上。「私の分も貼って」と言うお母さんもいました。
翌日も「小池さんが決めたの? 森を無くすなんて絶対ダメ」「小池は8年も知事をしていて、神宮の森でも懐にお金が入っていますよ」との声が。
シール投票をきっかけに「銀行がお金を貸してくれません。ひどい」(自営業の方)「コミュニティバスが減って大変。元に戻してほしい」。この悲痛な叫びと向き合い、解決するのが都知事の役割のはず。東京をまっとうな、誰でも生きていける街に変えたい!!
(荒川区・高瀬幸子)
蓮舫候補に期待する市民を励ます/注目を集めた街頭の選挙運動
あるが精一市議とともに「日野・市民自治の町をめざす会」は創意ある選挙運動をやり遂げた。期日前投票所があるイオンモール前でのメガホンを駆使した街頭宣伝。連日のシール投票「あなたはどちら/現職ですか新人ですか」。Rシールを貼る市民だけでなくKやIのシールを貼る市民との対話が広がった。「ひとり街宣」に挑戦した若い人たちも合流。出会いはことのほか新鮮な体験だった。
日野では蓮舫候補を支持する市議(あるが、共産、立憲、生活者ネット、無所属)が大同団結し、連日の共同行動が初めて実現。それを包みこむ形で市民による「選対メーリングリスト」が立ち上げられた。
「石丸候補を持ち上げるメディアの巧妙な戦略は目に余った」など意見が交わされている。精力的な意見交換に大いに期待したい。
(日野・市民自治の町をめざす会 T)
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