2024年10月04日 1840号
【これ以上殺すな 地域からパレスチナ連帯 現在につなぐ『ぼくたちは見た』上映会に150人/今やれることはある/東京・足立】
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映画『ぼくたちは見た―ガザ・サムニ家の子どもたち』上映会が東京・足立区の勤労福祉会館で9月22日開催され、会場を埋める約150人が参加した。
主催した上映実行委員会の土屋のりこ区議会議員は「映像を観て暗い気持ちにはなるが、日本の虐殺加担を止めさせるなど、私たちに今やれることはあると思う」と、映画を地域から行動するきっかけにつなげたいとの思いを訴えた。
映像は、2000年初頭からのガザ攻撃・殺戮を追い、残された子どもの視点からイスラエルの蛮行を断罪するもの。生き残る者で協力しようやく畑を家を道路を復興させていくが、それが再び破壊され虐殺が進行している現在を思い起こさせ、怒りとガザ攻撃ストップの気持ちをわかせる。
「新しい生活を築こうとしていたのに今また破壊された。許せない」(足立区在住・藤平良祐さん)などの感想が出され、参加者は、ガザ即時停戦を実現させる日本政府への緊急署名、イスラエル大使館宛の抗議ファクスに次々と協力した。
実行委員の一人、河辺友洋さんは「100人目標を大きく上回った。ここまで3回、地域のさまざまな団体や土屋区議支援者と十数人で準備してきたことが、ガザへの関心を引き出せたと思う」。ガザ攻撃ストップの地域からの取り組みが進んでいる。
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