2024年10月11日 1841号
【つながる、ひらく、未来/新たな横浜を目指そう/ともにつくる会・かながわ 新代表に藤川祥子さん】
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誰でも安心して暮らせる横浜市政を目指して活動する、平和と民主主義をともにつくる会・かながわは9月23日、「鶴見から横浜の未来をひらくつどい」を開催。会の総会も同日行われ、新代表に鶴見区で生まれ育った藤川祥子さんが就いた。
「鶴見区の投票率は40%程度。これは『自分の声が届かない』と政治を諦めていて、政治に諦めさせられている」と現状に憤りを感じている藤川さん。「私たちの声が届く民主主義を確立していきたい」と力を込める。また、災害対策への思いも強く示した。
ともにつくる会は、平和、人権、暮らしを大切にする活動に取り組んできた。
横浜港の真ん中に米軍施設ノースドックがある。実戦部隊が配備され「戦争準備」が始まっている現状を市民に訴えた。ガザへのジェノサイドに加担する企業、政府に抗議行動を行った。
マイナ保険証の運用の問題点、温かい中学校給食と学校給食費無償化などを求めて、横浜市に要請した。
開催されているフードパントリーに参加し、市民の生きづらさに接することによって、生活支援活動に役立てた。そこで精力的に活動してきた藤川さんは「フードパントリーが必要なくなるような、一人ひとりが豊かになる社会を目指したい」と未来を描いた。
ともにつくる会は、今後も市民との対話とネットワークを広め、横浜市政の課題と向き合っていく。
前代表の青島正晴さんは「市民の代表を横浜市議会に送ろうと、ともにつくる会を結成した。活動をとおして様々な市民が、点のつながりから面のつながりに広がった。政党や市民運動団体と共闘が生まれた」とつくる会の成果を述べた。さらに「2027年の市議会選挙で新たに私たちの代表を議会に送りたい」とした。
藤川さんの、大阪万博を揶揄(やゆ)するコントは、爆笑に包まれた。10月14日川崎市で催される「月桃の花」歌舞団のミュージカルには、役者として舞台に上がる。
参加者は「エネルギーがある方」「人にあたたかい方」と藤川さんを評した。
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