2024年10月11日 1841号

【ガザもレバノンも虐殺やめろ/関西ガザ緊急アクションがデモ/自公政権打破もアピール】

 9月28日、関西ガザ緊急アクション主催で「イスラエルのガザ侵攻から1年 虐殺やめろ!今すぐ停戦!」デモが大阪市で行われた。

 主催者代表の役重善洋さんは「ポケベル爆弾や大規模爆撃でレバノンにも戦線が拡大している。イスラエルのジェノサイドを支えるのはレイシズムで、日本を含む国際社会はそれを批判できていない。非暴力的な手段で流れを変えなくてはならない」とあいさつ。

 毎週、天満橋でスタンディングしている車秀子(チャスジャ)さんは「この1年の活動の中で社会問題に真剣に取り組む若い年代の人たちに出会うことができた。パレスチナ解放を求めることが自分たち自身の解放につながると感じている人もいる。新しい人を巻き込む形を模索していきたい」と展望を語る。

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)大阪の中島直子さんは三菱重工への要請行動を報告した。「ドイツは武器輸出を停止しイギリスも制限、欧米大企業でイスラエル支援をやめる例が出ている。三菱重工は人権尊重≠掲げる以上、それにそむく虐殺加担を直ちにやめるべき」

 なんば駅前まで200人が行進。デモ後に路上集会が行われ、れいわ新選組の大石あきこ衆院議員、立憲民主党の松浦武志大阪府連代表、社民党のながさき由美子大阪府連代表がスピーチした。3人とも自公政権が今のガザの状況を助長している。平和のためには政権交代しかない≠ニ強調。総選挙での自公政権打破を呼びかけた。

 集会では、パレスチナ詩人のドローン爆撃で狙われる恐怖をつづった詩の朗読があり、レバノン出身の女性は「フリーフリー パレスチナ/フリーフリー レバノン/これはジェノサイドだ」と訴えた。バンクシーの作品を例に芸術家にはパレスチナを描いてもらいたい、と呼びかける発言など、多様なアプローチも。

 多数の通行人やジャーナリストがデモを撮影し、路上集会でも立ち止まって聞き入る人が多く見られた。

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