2024年10月18日 1842号

【パレスチナ・グローバル・アクション・デー/ジェノサイドの一年、抵抗の一年/東京マーチに1200人/虐殺やめろ 占領やめろ 入植やめろ】

 ガザ・ジェノサイド開始から1年。「ジェノサイドの一年、抵抗の一年」を掲げて全世界で、日本全国でパレスチナ連帯アクションが繰り広げられた。

 10月5日、「Palestinians of Japan」が呼びかけた「パレスチナのための東京マーチ」には1200人が参加し、「Free Free Palestine!=パレスチナ解放!」の声を高らかに渋谷の街に響かせた。

 「イスラエルによるジェノサイドも、それに対するパレスチナ人の抵抗も、昨年10月に始まったのではない。1948年のナクバ(大災厄)以前からパレスチナ人は幾度もジェノサイド、民族浄化、占領、アパルトヘイトに直面し、100年近く抵抗を続けてきた。長い歴史を持つ抵抗に加わろう。一緒にクーフィーヤをまとい、パレスチナ解放の声を上げよう」

 この呼びかけに応え、集合場所の渋谷「都民の城」裏に続々と人びとが駆けつける。その多くは若い世代だ。手に手にプラカードを掲げている。「知って学んで行動を」「パレスチナのこと、語り続けよう」「即時停戦」「だれもころすな」「何万人死ねば声を上げるのか」「虐殺加担をやめろ」「ボイコット シオニズム」「NO!原材料イスラエル産」…。

 マーチでは日本語・英語・アラビア語のコールが飛び交った。「平和の前にパレスチナ解放」「帰れ帰れ入植者」「Zionist, Racist, You Are the Terrorist=シオニスト、人種差別主義者こそテロリスト」「ファラスティーン・フッラ・フッラ/イスラエル・バッラ・バッラ=パレスチナは自由だ/イスラエルは出ていけ」。戦火の拡大を止めようと、「レバノンに手を出すな」「イランに手を出すな」とも叫んだ。

 宣伝カーからの大音声に耳をふさぐ人たちには「1年たっても沈黙するのか」「するなよ黙認/黙れば殺人」「東京、東京、一緒に叫ぼう」「虐殺加担の政府はいらない」と問う。共感を込めてスマートフォンのカメラを向ける人、こぶしを振り拍手を送る人、歩道から飛び入り参加する人も少なくなかった。

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