2024年11月01日 1844号

【10・27総選挙/石破政権に市民の審判を】

戦場にさせない 若者の未来のために オール沖縄が全力 沖縄3区

 沖縄では、辺野古新基地反対で党派を超えた共闘「オール沖縄」の1区あかみね政賢(日本共産党)、2区新垣クニオ(社民党)、3区ヤラともひろ(立憲民主党)、4区金城トオル(同)―4人全員の勝利へ奮闘が続いている。

 10月15日、市民・支援者が駆けつけた沖縄市のヤラ候補出発式には玉城デニー知事も参加。「沖縄県民の思いを、沖縄の声を届けるのはヤラともひろ。若い人の未来のためにメッセージを伝えよう」と訴えた。

 ヤラ候補は「県民生活を本気で守る覚悟だ。沖縄が戦場にされるかもしれない。普天間の問題もあのきれいな海の埋め立てではない解決を国会で提案する。オール沖縄とともに知事を支え、平和を発信し、未来を切り開く」と力強く語った。名護市、うるま市などすみずみへと声を広げている。


ケアが希望になる政治へ/東京12区/十条銀座商店街を練り歩き

 東京12区(板橋区の一部と北区)唯一の女性候補、共産党の田原聖子さんは10月20日、北区十条駅周辺の三つの商店街(十条銀座、十条仲通り、富士見銀座)を「みんなで選挙@東京12区」に集う市民とともに練り歩いた。

 十条銀座は品川区の「戸越銀座」、江東区の「砂町銀座」と並ぶ東京の「三大銀座商店街」の一つ。175店舗が加盟し、「何でも揃い、安く手に入る」と幅広い年齢層でにぎわう。田原さんは行き交う人びとに手を振り、店の中にも入って支持を呼びかける。応援の言葉をかけてきた学生たちと記念写真に収まる場面もあった。

 立ち止まってのスピーチでは「私の大好きな商店街をもっと潤わせるためにも消費税をまずは5%に。ホームヘルパーとして働いた経験を生かし、高齢者や障がい者が大切にされ、誰もが安心して暮らせる政治へと転換したい」と訴える。

 「やさしいまちをつくる会きたく」のメンバーも、タワーマンション誘致の再開発によらない修復型のまちづくりを求める署名を集めながら、一緒に歩いた。


女性の声で政治を変えよう/野党統一のながさきさんとともに/大阪9区

 10月20日、大阪9区の茨木市では「女性たちの声で政治を変えよう」と、ながさき由美子さん(社民党・野党統一候補)を応援する女性たちが集まりました。共産党、立憲民主党、市民派の市議、市民運動のメンバーが次々にアピール。

 石破内閣の閣僚に女性はたった2人。大阪の小選挙区で維新の女性候補者はゼロ。こんな状況に風穴をあけようと、女性たちが平和や環境、保育、人権の問題など自分たちが取り組んでいるテーマで訴え、ながさきさんがそれに答えます。私、山本よし子(茨木市議)は、女性議員を増やすためにもジェンダー教育の大切さを訴えました。

(憲法いかそう茨木市民の会代表・山本よし子)


社共相互推薦の清水候補を電話かけで押し上げ/大阪4区

 大阪の政治を変えようと「平和と民主主義をともにつくる会・大阪」メンバーも奮闘。市民が期日前投票に行く前にと、支持拡大へ連日300件から600件、千件と目標も上げていく。

 「万博・カジノにはっきり反対しているのは清水ただしさんだけ。維新はカジノを進め、自民が増えれば石破さんは大軍拡で国防軍をつくるから止めないと。軍拡ではなく、暮らしに税金を回させましょう」と電話すると、会の通信読者だけでなくNTT名簿でも好反応。中には「最低50人に広げられる、頑張る」と驚きの返答に勇気づけられることも。

 最後の日曜20日、城東区JR鴫野駅前街頭演説には山川よしやす会代表と会メンバーも駆けつけ、「万博・カジノの維新はアカン。ゆがんだ政治をもとから変え、平和・くらしに希望を」と呼びかける清水候補とともに支持を訴えた。


軍拡・戦争反対、命を守る候補勝利を/東京・足立区で13・29区合同宣伝

 10月19日、「東京13区(足立区)・29区(荒川区・足立区一部)合同宣伝」が北千住駅西口で行われた。13区は市民連合あだちが支援する沢田しんごさん、29区は鈴木けんいちさんが共産党から立候補している。

 吉田万三元足立区長(市民連合あだち共同代表)が「軍事産業でなく消費の6〜7割を占める暮らしへの切り替え」を訴える。無所属市民派の土屋のりこ区議が続く。「石破茂新政権は、アジア版NATO、日米対等の軍事同盟化を狙う危険な政権。パレスチナの上映会を行ったが、『父親の形見』と、殺された父親を忘れないため薬きょうを拾う子どものシーンがあった。これが戦争だ。共産党を共闘の中心に据え、軍拡・戦争反対、命を守ろう。一丸となり、自公政権を打倒しよう」と力強く応援演説。

 両候補と共産党・山添拓参院議員が、腐った裏金政治への審判を呼びかけた。


シール投票で連日対話/神奈川3区/市民の関心は高い

 神奈川3区(横浜市鶴見・神奈川区)は立憲民主党と共産党がともに候補者を立てた。「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」は鶴見駅前などでシール投票を実施し、市民と対話を重ねている。

 パネルを掲げ、「一番の関心は何ですか」と語りかけると、「こんなことをやってるなんて素晴らしい」と、選挙で変えたい政策にシールを貼る人が相次ぐ。「ラーメン代が800円から950円に。物価高は困る」「初めて投票します」と話す若者。「年金何とかして」「裏金も統一教会も許せない」と怒る高齢者。話題は尽きない。「投票に行かない」と言う女性も、「年金を上げ、物価高を止めるには選挙が大事」と聞き、「そこまで言うなら今回は行こうかな」。

 取り組んだメンバーらは「思ったより関心が高い」「頑張ってと声をかけられた」「1時間があっという間に過ぎた。長いと感じたことはない」と市民が示す共感に確信を深めている。

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