2024年11月01日 1844号

【危険な軍拡でなく 非核の町横須賀を PEACE FESTIVAL】

 横須賀市三笠公園で10月20日、第39回「PEACE FESTIVAL2024」が開催された(同実行委員会主催)。

 当日、強風のため予定されていた軍港クルーズが中止になったが、来場者は模擬店を楽しみ、特設ステージでは、ワンマンバンド佐藤周平さんらの演奏に拍手喝采、盛り上がりを見せた。

 横須賀は、米海軍基地と海上自衛隊施設が並んで置かれ、弾薬庫、貯油所も配備。その「横須賀軍港」を精緻に再現した立体模型や、自衛隊が購入を決めた巡航ミサイル・トマホークの実物大模型を展示。危険性もパネルに解説され、来場者の注目を集めた。

 2024年後半、「近代化改修」を終えた原子力空母ジョージ・ワシントンの配備が予定されている。「私たちの町が、このままずっと原子力空母のいる町で、ほんとうにいいのでしょうか」と問いかけるパネルが際立つ。

 公園には、旧帝国海軍の戦艦「三笠」が、記念艦としてほぼ実物のまま保存・公開されていて、日章旗がはためいている。特設ステージの司会者は、「佐藤周平さんが掲げる『戦争反対』バナーと日章旗のコントラスト」と投げかけた。

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