2024年11月08日 1845号
【UPT・協成争議の解決を報告/サイネオス社の人権侵害 許さない/10・22東京総行動】
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10月22日、「働く権利」「働く者の権利」「人間としての権利」を掲げて東京総行動が闘われた。
日本製鉄本社前のスタート集会では、首都圏なかまユニオンの伴幸生委員長がUPT・協成争議の東京都労働委員会における和解解決について「背景資本インテグラル社に対する前回東京総行動の取り組みに大変力づけられた」と報告。当該の李善学組合員も「争議を円満解決できた。東京総行動のみなさまのおかげです」と謝辞を述べた。
サイネオス日本橋オフィス前では、同社による不当労働行為の数々が都労委での証言で明るみに出たことが報告され、「製薬という命の関わる業務に携わるグローバル企業が、働く従業員の命を守らない。朝5時から夜22時の間のフレックスタイムで残業代なしの長時間労働を強い、メンタル疾患休職者が年間28名も」と告発した。都労委の審査は11月に終結し、年度内にも命令が出される見通し。同争議は、労働時間規制を骨抜きにし、労働委員会命令の不履行を助長する労働法制改悪を許さない闘いの重要な一環だ。
総行動はこの後、解雇された韓国オプティカルハイテック労働者の雇用継承を求める親会社・日東電工東京本社前行動などを経て、JAL本社前へ。「私たちJHU(JAL被解雇者労働組合)に現役の客室乗務員が『共に闘いたい』と加入した。組合差別を改めさせるため闘い続ける」との決意表明で締めくくった。
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