2024年11月22日 1847号

【マイナ保険証の押しつけ反対/現行の保険証を残させよう/日比谷野外音楽堂で大集会】

 政府は12月2日に現行の健康保険証の新規発行をやめ、マイナンバーカードに保険証機能を持たせた「マイナ保険証」に一本化・強制しようとしている。しかし、マイナ保険証の利用率は14%弱にとどまり、トラブルも相次ぐ。11月7日、東京・日比谷野外音楽堂で「保険証を残せ」と求める大集会が開かれ、2300人が参加した。

 「共通番号いらないネット」の原田富弘さんは「なぜ市民が望まないのに政府は押しつけるのか。番号とカードを使って個人情報を紐づけ、企業の金儲けや社会保障費削減、"誰一人取り残さない"監視社会づくりに利用しようとしているからだ。マイナカードを持ち歩かないと生活できない社会をつくらないため、ともに頑張ろう」と訴えた。

 「保険証の存続を求める地方自治体議会意見書採択運動に取り組もう」などの行動提起が確認された。

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