2024年11月29日 1848号

【維新府政と茨木市を変える/山本よし子とともに進むつどい/大阪・茨木市】

 11月16日茨木市内で「山本よし子とともに進むつどい」が行われた。(主催―憲法いかそう茨木市民の会)

 山本よし子市議と同じ“無所属市民派”中川てつや滋賀県大津市議が、軍事費の拡大で教育・医療・福祉予算が削減され続けている現状をあげ、軍事費増額分5兆円があれば、訪問介護報酬の引き下げ撤回(50億円)や、介護保険の政府負担額約3兆円の拡大で保険料引き下げもできると展望を説明。茨木市民と山本さんにエールをおくった。

開発よりも市民を優先に

 山本市議が茨木市の未来に向けた政策を語り応える。“開発優先ではなく、市民にあたたかい茨木市をつくろう!”がメインの主張だ。

 市民不在は、昨年11月26日にオープンした文化・子育て複合施設「おにクル」にも現れている。総工費は当初から50億円増えて200億円近くになり、100億円の建設市債の大部分が充てられた。にぎわいはあるが、屋内で遊ぶコーナーは有料。図書館は、高齢者がくつろいで本を読めるスペースが少ない。会議室も少なく、利用料金は高い。

 また、来春に全面オープン予定の安威(あい)川ダム周辺公園も、路線バスがなく市民が簡単に行けない場所にあり、公園に入るのに1千円、つり橋を渡るのに500円、バンジージャンプをするのに1万3千円(茨木市資料)かかるという計画に、壮大な無駄な施策であることを指摘。開発が進む茨木の北部、南部の痛ましい現状も、写真で実態を示して報告した。

 こども、高齢者、障がい者にあたたかい茨木市に向けて、“安心して出かけられる街づくり”“医療、介護の充実” をめざすことも提言。「議会と委員会では必ず質問をしてきました。12月議会でも、マイナ保険証や公園の民営化の問題、万博遠足などの質問をしていきます。みなさんから出していただいた意見も、市政に反映していけるように、次の任期もがんばっていきたいと思います。どうかよろしくお願いします」。決意表明に参加者は大きな拍手で応えた。

広がる支援者の期待

 会場の支援者から、山本市議への期待と応援の言葉が次々と述べられた。

 「ニュースの配布を手伝っています。北部に行った時に、老夫婦が本当に喜んで受け取ってくれました。また別の方が『今年は山本さんの選挙やな、がんばらなあかんやん。議員報酬も供託せんでええやん』と、お父さんが娘に言うみたいに言われたのを聞き、家に帰って泣いてしまいました。山本さんには、ぜひこれからもがんばってほしいです」

 「茨木市の水道でも影響のあるPFAS(有機フッ素化合物)の件ですが、それに対する取り組みを期待しています。近辺であれば、できる限りお手伝いさせていただきます」

カジノ反対も1月選挙で

 司会が「市民の会は一人一人が山本市議と同じ思いで健闘しています」と訴え。最後は「憲法いかそう茨木市民の会」の小山潔事務局長がまとめた。

 「夢洲(ゆめしま)カジノの問題では大きな変化がありました。吹田市では、万博を慎重にという意見書を全会一致で採択。府議会でも万博遠足を慎重にという請願を採択。私たちが訴えていた、メタンガスや一酸化炭素等の問題、地震が起きた時の危険性に対する府民の不安が、確実に広がっています。これを一つの展望として、カジノ反対運動を私たちは選挙と一緒に取り組んでいきます。

 山本市議は、この4年間で約1600万円の議員報酬を受け取らず供託。二重報酬になっている政務活動費(年30万円)も、一切受け取っていません。茨木市ではただ一人です。維新の会は『身を切る改革』といって『議員を減らせ』と言いますが(実は市民の身を切る=j、まず高すぎる議員報酬を減らせば、その分、子育てや奨学金の補助に回せると訴えています」

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 お願いとして▽選挙はがき書き▽ポスター掲示▽10万枚のチラシのポスティング―への協力を呼びかけるとともに、会場全体で山本市議の再選を誓った。





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