2024年12月06日 1849号

【両岸問題は平和的対話で/台湾労働党 ツァン・ルーシンさん】

 安倍晋三の「台湾有事は日本有事」という発言は台湾海峡の戦争リスクを高めている。頼清徳は「平和協定は絶対に締結しない。戦争の準備だけが戦争を避ける道だ」と発言した。日米の軍事力の拡大は、頼清徳の強硬姿勢を支え、 両岸の平和的対話を妨げている。

 日清戦争で敗れた清国は、台湾を日本の植民地として引き渡した。日本の敗戦で、台湾は再び祖国中国の懐に戻ることができた。両岸は一つの中国だ。両岸問題は国内問題であり、どんなに難しくても平和的な対話を通じて解決することができる。日本が武力で介入すれば、それは侵略行為である。万が一、両岸で武力衝突が発生した場合、それは帝国主義の挑発によって引き起こされる内戦だ。対外的な軍事的拡張ではない。

 私たちは、両岸の平和対話と東アジアの平和対話を促進することによってのみ、東アジアの真の平和と安定を実現できる。

MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS