2024年12月20日 1851号

【とめよう!原発依存社会への暴走 関電包囲大集会に全国から650人】

 12月8日、全国から650人が、私たちZENKO関電前プロジェクトの活動拠点である関西電力本店前に集まりました。主催した「老朽原発うごかすな!実行委員会」は原発立地と、その電気の大消費地のここで反原発アピールを続け、私たちも共闘を続けています。

 主催者から小浜市明通寺住職の中嶌哲演さんが「(若狭は)原発銀座から核のゴミ銀座となり、すでに広島型原爆120万発分の死の灰(使用済み核燃料)が存在」と警告。

 前米原市長の平尾道雄さんは「米原市の子どもたちへの安定ヨウ素剤服用について昨年12月、96%の保護者が同意。原発があるだけで安全・安心はないと確信した」。井戸謙一弁護士は「世界の原発立地はほとんど地震がなく日本とトルコ等だけ。米国では活断層から5マイル(約8km)以内は規制されており、例えば美浜1km、大飯(おおい)2kmの日本に原発は建てられない」

 18日、大阪高裁でいよいよ控訴審判決の原発賠償京都訴訟原告団は「国に責任なしの6・17最高裁判決を覆す判決を。勝っても負けても高裁を一周するパレードに参加を」と訴えました。

 最後に全体で確認された集会アピールから。「第7次エネルギー基本計画では『原発の最大限活用』が挙げられ、関電では来年稼働可能な原発7基中の5基が運転開始後40年を超える老朽原発。中でも超老朽原発の50年超えが3基も。人類の手におえず、行き場のない使用済み燃料を発生させる原発と決別し、自然エネルギーのみで成り立ち、人や環境が大切にされる社会を構築しましょう!」

(ZENKO関電前プロジェクト・安井賢二)

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